針供養を行いました。

駒沢学園では、2月8日から涅槃会の2月15日まで、針供養を行いました。
針供養とは何でしょうか。
それは日本で古くから行われてきた風習で、2月8日は針仕事を休み、針に対して日頃の苦労をねぎらい、せめてこの日だけは針を柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して休ませます。
なぜ針を供養しようとしたのでしょうか?
そこが重要で、我々現代を生きる私たちも学ぶべきところが多いように思います。
針にもいのちが宿っていて、それに思いやりの心を向け、感謝する、ということ……。
針は衣食住の衣を担っていて、我々の生活を支えてくれています。
このように、自分は周りの多くのことから恩恵を受け、生かされているのだと、感じ、感謝して日常を心豊かに生活していたのです。
大量消費・大量生産のこの時代に、大変示唆に富む風習です。

「針さん、いつもありがとう!!!」

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