アクティ部活動報告「春合宿・西会津除雪ボランティア2019」

毎年アクティ部の春合宿として行っている福島県西会津町の除雪ボランティアも5年目となり、今年も2月18日〜20日の日程で実施して来ました。
アクティ部は「頭で学べば知識になるが、身体で学べば知恵になる。知恵は生きてく糧になる!」をモットーに、人々や地域社会に喜ばれる活動を行なっていますが、今回も一人暮らしの高齢者宅の除雪ボランティアだけでなく、会津地方に残る伝統的な生活文化の体験や地元の人々との交流を楽しみに行ってきました。

西会津町のみなさんは、アクティ部が来ることを本当に心待ちにしてくれていて、毎年学生たちにいろいろ貴重な体験をさせてくれます。今年はお正月の伝統行事である「塞の神」や、「雪灯籠」を用意してくれました。また、後継者不足などで制作が途絶えていた旧会津藩の公文書や鼻紙・障子紙などにも使われていた「出ヶ原和紙」(いづがはらわし)の紙漉き体験や、AIで管理されたシイタケ栽培工場の見学も出来ました。
今年は地球温暖化の影響なのか雪が少なかったですが、西会津町から誕生し今や全国の豪雪地にその考え方が広がっている「ジョセササイズ※」の、日本ジョセササイズ協会会長直々の指導の元、安全に楽しく除雪作業を行うことができました。夜は例年通り地元のみなさんのお宅に泊めて戴き、地の素材を使った手料理や日々の暮らし話を堪能しました。
今年も西会津のみなさんの暖かさに触れ、また会津地方の様々な知恵や文化に学ぶことができて充実した合宿となりました。改めてこの合宿でお世話になった方々に心から感謝したいと思います。

  1. ジョセササイズ:除雪は労働ではなくエクササイズであると捉え、辛かった作業をポジティブに捉え直してしまおうという考え方。
  2. 公益財団法人 福島県観光物産交流協会に取材されました。

(文責 榎本文夫)

春合宿 in 西会津・除雪ボランティアの感想

3年・土屋佳那子/アクティ部代表(住空間デザイン学科)

3年・佐藤奈美(住空間デザイン学科)

2年・佐藤れな(心理学類)

  • 出が原和紙漉き体験
    出が原和紙漉き体験
  • 和紙の材料であるコウゾの皮むき作業
    和紙の材料であるコウゾの皮むき作業
  • 手前中央の学生が手に持っているのが、コウゾの樹皮。バックの土壁は、アクティ部の有志が昨年の夏に土壁WSで塗ったもの。
    手前中央の学生が手に持っているのが、コウゾの樹皮。
    バックの土壁は、アクティ部の有志が昨年の夏に
    土壁WSで塗ったもの。
  • しっかり準備運動から始めます。
    しっかり準備運動から始めます。
  • 除雪してすっかりきれいになりました!
    除雪してすっかりきれいになりました!
  • 除雪ビフォアその1
    除雪ビフォアその1
  • 除雪アフターその1
    除雪アフターその1
  • 除雪ビフォアその2
    除雪ビフォアその2
  • 除雪アフターその2
    除雪アフターその2
  • 西会津町・小清水地区の塞の神
    西会津町・小清水地区の塞の神
  • 竹の先にお餅とスルメを挿して焼いて食べます。
    竹の先にお餅とスルメを挿して焼いて食べます。
  • お昼の懇親会
    お昼の懇親会
  • シイタケ工場も見学しました。
    シイタケ工場も見学しました。
  • 今年もお世話になったみなさんと集合写真
    今年もお世話になったみなさんと集合写真
  • さっそく西会津町の広報紙で活動を取材して戴きました。
    さっそく西会津町の広報紙で活動を取材して戴きました。
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  1. ※ 西会津町企画情報課の許可を得て掲載しております。

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