多様な36科目を開講
公認心理師と臨床心理士の両受験資格カリキュラムに対応しています

公認心理師と臨床心理士の両受験資格を得たい場合

  • 2018年度以降の入学者が公認心理師の受験資格を得るには、卒業した大学(学部)での単位取得科目が国の指定する要件を満たしていることが必要です。
  • 本大学院は第1種指定校なので、修了要件を満たせば臨床心理士の受験資格が同時に得られます。
  • 学内実習に加え、3分野での学外実習が用意されています。

臨床心理士のみの受験資格を得たい場合

  • 学部課程での履修科目は問われません。
  • 学内実習に加え、1箇所以上の学外実習が必須です。
  • 多様な36科目を開講 公認心理師と臨床心理士の両受験資格カリキュラムに対応しています

心理療法の基本原理(洞察、体験、行動、表現)
全てをマスターできる多彩な心理療法特講を揃えています

段階的かつ多面的な臨床体験をもつ実習指導
(充実した実習指導と多彩な実習先)を実践しています

  • 段階的かつ多面的な臨床体験をもつ実習指導 充実した実習指導と多彩な実習先)を実践しています
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公認心理師・臨床心理士資格を持つ教員による、豊かな臨床的視点からのケース・スーパービジョンが行われます。教員の専門は、認知行動療法、精神分析的心理療法、来談者中心療法、芸術療法、イメージ療法など多方面にわたり、対象も乳幼児から高齢者まで幅広く対応しています。また、今後も学外実習先を新規開拓していく予定です。

  • 段階的かつ多面的な臨床体験をもつ実習指導 充実した実習指導と多彩な実習先)を実践しています

在学中から修了後まで、充実した教育・研究指導体制

講義

おのおのが主体的かつ自発的に課題について調べ、発表し、皆でディスカッションすることで、問題発見力・解決力を高めていきます。

ゼミ

自発的なテーマ設定をもとに、少人数ゼミで指導教員の細やかな修士論文指導が行われます。

学内・学外実習

学内実習では、ケース担当前に他大学院との共同プログラムとして試行カウンセリングを行い、実践的な臨床力を身につけます。その後、学内に設置された心理相談センターで、陪席やスーパービジョンを受けながらのケース担当を通して、臨床力の向上を目指します。その他に、地域支援の実習として、心理相談センターが主催する地域に向けたセミナーやプロジェクトの運営にも携わります。学外実習では、複数の分野で長期の実習体験を積むことで、現場での実践力を身につけます。

心理相談センター研修相談員

修士課程修了後も研修相談員としてセンターのケースを担当し、カンファレンスへの参加や教員からのスーパービジョンを受けられます。また、図書館や学内のデスク、パソコンが引き続き利用できます。

自主勉強会・研修会

院生や研修相談員、修了生などによる自主的な勉強会・研修会が盛んです(例:心理検査勉強会、資格試験勉強会、公認心理師試験・臨床心理士資格審査合格者報告会、駒沢女子大学臨床心理学研究会など)。

公認心理師試験・臨床心理士資格審査合格者報告会

その年度の公認心理師試験・臨床心理士資格審査に合格した先輩たちが、合格につながる勉強の仕方や、当日の試験会場の雰囲気、試験問題、面接内容などを詳しく教えてくれます。

  • 公認心理師試験・臨床心理士資格審査合格者報告会

くつろぎと学びのキャンパスライフを目指して

大学院生の学習をサポートし、研究・学習に専念できる環境を整えています。院生専用の研究室として、図書館の隣にゆったりとしたスペースが確保されています。個々人に貸与する自習机と共有のパソコンがあり、学習はもちろん、学習の合間に休憩できるスペースにもなっています。また、研究室の側に施錠できるロッカーが貸与され、資料などの私物や上着を収納することができます。この他、コピー費の補助、独自の奨学金制度などがあります。

  • くつろぎと学びのキャンパスライフを目指して

修士論文の研究テーマ(2020~2022年度)

  • いじめにおける傍観者意識とストレス反応の関連と傍観時の心理
  • 青年期後期における自己評価と適応感
  • 自己複雑性とセルフ・コンパッションが精神的健康に及ぼす影響
  • 女子大学生における課題先延ばし傾向と楽観・悲観性及びレジリエンスの関連性について
  • 対人恐怖心性・自己愛の類型別にみた青年期における葛藤場面の対処方略
  • 潜在的・顕在的なIWMのズレが及ぼす対人ストレス、自尊心への影響
  • 青年期の自己愛脆弱性とメンタライゼーションからみたデートDV経験
  • 親子関係と子どもに関する経験・学習および性役割態度が女子大学生の親性準備性に及ぼす影響
  • 養育者の育児幸福感と育児環境および地域コミュニティとの関連について
  • 修士論文の研究テーマ(2019~2021年度)

学外実習機関(五十音順)

教育分野

稲城市教育センター、小平市教育支援室、さいたま市総合教育相談室

保健医療分野

医療法人社団大坪会小石川東京病院、医療法人社団草思会クボタクリニック・錦糸町クボタクリニック、医療法人社団長生会成木長生病院、医療法人社団碧水会長谷川病院、小田原市立病院心身医療科、クリニック川畑、公益財団法人神経研究所附属晴和病院(建替え工事を控え休診)、特定医療法人研精会稲城台病院

福祉分野

ウイング稲城、社会福祉法人日本心身障害児協会島田療育センター、東京都児童相談センター治療指導課

学内実習先

駒沢学園心理相談センター

2003年に本学大学院修士課程に臨床心理学専攻が新設されたのに伴って開設したもので、相談受付兼待合室1室、個別面接室5室、集団面接室1室、遊戯療法室2室からなる本格的な施設です。公認心理師・臨床心理士の資格を有する本学の教員らが相談に応じ、必要に応じて心理検査なども行っています。院生はここで、陪席やスーパービジョンを受けながらケースを担当し、心理臨床の実践力を養っていきます。また、地域に向けたコミュニティ・アプローチなどにも携わっていきます。

駒沢学園心理相談センター

大学院生の出身大学

本大学院生の出身大学は、本大学のみならずこれまでに、青山学院大学、跡見学園女子大学、いわき明星大学(現:医療創生大学)、岩手大学、大阪芸術大学、大妻女子大学、桜美林大学、香川大学、学習院大学、金沢大学、京都ノートルダム女子大学、共立女子大学、慶應義塾大学、駒澤大学、相模女子大学、実践女子大学、首都大学東京(現:東京都立大学)、上智大学、昭和女子大学、白百合女子大学、聖心女子大学、成蹊大学、聖徳大学、専修大学、創価大学、大正大学、筑紫女学園大学、中央大学、帝京大学、東海大学、東京学芸大学、東京純心女子大学(現:東京純心大学)、東京女子大学、東京成徳大学、東北大学、東洋英和女学院大学、長崎大学、新潟大学、新潟青陵大学、日本女子大学、日本大学、福岡県立大学、文化学園大学、文教大学、法政大学、放送大学、宮城学院女子大学、武蔵野大学、明治学院大学、目白大学、山梨大学、立正大学、ルーテル学院大学、和光大学など幅広く、社会人や他学部出身の方も在籍しています。大学院生活も和気あいあいと相互に研鑽しあって充実しています。