若者が訪れるまちづくり-産官学連携の授業紹介本間 准(ホンマ ジュン)

質問1:先生の自己紹介をお願いします。

大学では観光学を学び、国内の温泉地を調査していました。また昨年まで旅行業界で働き、旅行商品企画を通じた観光地域振興に携わりました。在職中に大学院で経営マーケティングの理論を学び、授業を通じて学生に紹介しています。

質問2:紹介する科目の目的と特長を教えてください。

今年度からスタートした私のゼミでは「若者が訪れるまちづくり」をテーマに観光地域振興に取り組んでいます。観光地域振興とは、観光の力で観光地に人々が賑わう様子を創り出すことです。具体的には課題解決型授業(PBL)として、2022年度は産官学連携で北海道長沼町の課題解決に取り組みました。

  • 北海道長沼町の課題解決策をプレゼンテーションしました(資料:ゼミ生作成)
    北海道長沼町の課題解決策をプレゼンテーションしました
    (資料:ゼミ生作成)

特長として、実際に地域が直面している課題に取り組んだことが挙げられます。北海道長沼町および株式会社JALスカイ札幌の方々にご協力をいただき、オンラインで実際の地域課題を伺いました。授業ではゼミ生を3チームに分け、チーム毎に課題の分析をした後に解決策となるプランを策定し、期末発表では北海道長沼町・株式会社JALスカイ札幌・じゃらんリサーチセンターの方々を対象に、オンラインでチーム毎にプレゼンテーションを実施しました。

  • ぶらり長沼周遊の旅- 地域共通クーポンを用いた初心者ドライバー向け旅行 -
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  • 長沼町サステナブルツーリズム SDGsを学ぶ、田植え&収穫ツアー
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  • 初心者でも楽しめる長沼町〜アウトドア+カフェ巡り〜
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もう一つの特長として、観光地の分析にマーケティング理論を活用していることが挙げられます。マーケティングはPRをすること? とイメージされるかもしれませんが、ゼミではマーケティングをより広く捉えて、顧客の課題を解決するためのさまざまな活動を実践しています。具体的には、フレームワークのひとつであるSWOT分析を導入しました。観光地の強みと弱みと外部環境を分析し、これらを掛け合わせることで解決策を探りました。その後発案した解決策に合致するターゲット層を策定し、解決策を提示しました。ゼミ生は全員がマーケティング初心者でしたが、実際に手と口と頭を動かすことで、プラン策定に活用することができました。

  • 北海道長沼町SWOT分析の例(資料:ゼミ生作成)
    北海道長沼町SWOT分析の例
    (資料:ゼミ生作成)

質問3:授業ではどんな工夫をしていますか。

観光の基本から実践までを、楽しく学ぶことができるよう工夫しています。授業では双方向の学びを重視しており、学生同士が学び合うことのできる機会を意識して用意しています。具体的には授業にファシリテーションを取り入れ、学生たちにどんどん意見交換をしてもらっています。熱心な学生たちから教員が学ぶこともたくさんあり、私自身も楽しんでゼミに取り組んでいます。

  • チーム毎にファシリテーションし課題に取り組みました
    チーム毎にファシリテーションし
    課題に取り組みました

質問4:履修した学生の声を教えてください。

授業に取り組んだゼミ生の声の一部をご紹介します。