六本木アカデミーヒルズで行われました第6回TOKYO URBAN LIFE 2010フォーラムにおいて11月8日(月)に空間造形学科・村口峡子教授が『こどものための空間って必要なの?』と題したセミナーを行いました。
本学科の村口峡子教授他4名の「子育てインフィル研究会」講師による、「こどものための空間って必要なの?」と題した公開セミナーです。はじめに村口教授からは、「こどもは育てるものなのか、育つものなのか?こどもが育つということは、どういう大人になることを想定しているのだろうか?そして、こどもが育つ空間・環境はその子にどのような影響を与えるのだろうか?」といった問いかけがなされました。続いて積水ハウス総合住宅研究所の河崎由美子氏は、同社で取り組んでいる「子どもの生きる力を育む家」の具体的なキッズ・デザインを、多くの事例を交えて解説されました。また、本学科講師でもある石塚克彦氏からは、「子どもの空間は要らない、子どもに創造させよ!」という少し刺激的な提言がありました。最後に千葉大学大学院客員准教授の小畑晴治氏からは、イギリスの青少年の居場所に関する事例を通して、日本の子どものための居場所の必要性が語られました。トークの後には、会場から寄せられた多くの質疑に対する活発な応答がありました。
このセミナーには、空間造形学科の3、4年生も多く参加し、学内での授業ではなかなか体験できない実社会における企業の研究活動や他大学の先生たちの研究活動に触れ大変刺激を受けたようです。また、学生たちはその後の懇親会にも参加し、講師の先生方や研究会メンバーと交流する貴重な体験をしました。
空間造形学科では、教員の活発な学外での活動を通して最新の業界の話題や実際の仕事に触れることで生きた知識を学び、リビングデザイナーとして社会に役立つ知恵を身につけていきます。
▼TOKYO URBAN LIFE 2010のHP
http://www.tokyo-urbanlife.com/10/index.html

4人によるパネルディスカッション。左から二人目が村口教授

熱心に聞き入る会場の参加者

キッチンメーカーの方の
お話を聞く学生達

子育ちについて講演する積水ハウスの講師の方
空間造形学科ニュース№24、25、30でお知らせしてきました建築・環境・デザイン系の大学・大学院・専門学校の学生を対象とした住生活の質をより良くするためのデザインを提案する「地球にやさしい住生活デザインコンペティションReal Size Thinking 2010」の最終審査会が11月13日(土) 新宿リビングデザインセンターOZONE 3F OZONEプラザで行われました。
空間造形学科では3年生が前期科目「インテリアデザイン研究Ⅲ」の課題として取り組んできましたが、その結果全国63大学267点に及ぶ応募の中から齊藤桃子さんと佐野遙香さん2名が一次審査を通過し、さらに佐野さんの作品が二次審査で入選作5点に選ばれ、今回最終審査会において作品『Ecocoro(エココロ)』の実物大のモデルがOZONEの会場に展示されました。今回の佐野さんの作品は、人がものに包まれる心地良さと人と人とのつながりを表現したものです。
展示会場で行われた最終公開審査では惜しくも最優秀賞は逃しましたが、会場で行われた口頭プレゼンテーションに対しては素晴らしい評価を戴きました。また、4月初めから11月の審査当日まで、長い時間をかけた産学協同授業のもたらした成果ははかり知れません。空間造形学科ではこの様な実社会とのつながりを重要と考え、積極的に学校の外へ飛び出す教育を実践しております。
●学生のコメント
私にとっては初めてのコンペで、実寸大の本格的なもの作りも初めてでした。
妥協せず続けた努力が実を結び、すごく嬉しく思っています。
この結果に満足せず、更に勉強に励み、自分を高めていこうと思います。
<空間造形学科3年・佐野遥香>
◎会期:2010年11月11日(木)~11月23日(火・祝) 10:30~19:00(水曜休館)
◎会場:リビングデザインセンターOZONE・3F・OZONEプラザ
(新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー内)※入場無料
▼「地球にやさしい住生活デザインコンペティション Real Size Thinking 2010」のHP
http://www.ef-dc.jp/

作品を説明する佐野さん

審査会場全景

みんなで喜びのポーズ

受賞コメントを聞く佐野さん
空間造形学科の基礎ゼミⅡでは11月3日(水)と7日(日)に見学会を行いました。
今年の見学テーマは、東京の下町を見学することで、事前にそれぞれの班で決めた見学先を調査し、見学内容を盛り込んだ計画書を作って事前発表会を行いました。その結果、期せずして全部の班が浅草を見学するという計画となりました。それでもそれぞれの目的や内容は異なり、「なぜ浅草は国際的に有名な観光スポットなのか?」や「江戸の食文化を体験してみる」、「明治や昭和初期そして現代の建物の構造や材料の違いを調査する」など、それぞれの班で個性的なテーマが発表されました。
榎本チームは、日の出桟橋から水上バスで隅田川に掛かる13本の個性的な橋を調査しながら浅草入りしました。到着後、雷門から仲見世を通って浅草寺境内で「白鷺の舞」という奉納の踊りを鑑賞した後、調理道具の問屋街であるかっぱ橋まで行って「もんじゃ焼き」で江戸の食文化体験をし、浅草に戻る途中で外国人に浅草の魅力についてインタビューをして最後は今話題のスカイツリーの工事風景を観賞する、という半日掛けた盛り沢山の楽しい見学会でした。
今後は、その見学結果をチーム毎にレポートにまとめ、発表会を行う予定です。
空間造形学科では、机上の学びだけでなく学校の外へ飛び出して自分の眼と身体で学ぶことを重視しています。

混雑する仲見世

隅田川から見る現代の東京

白鷺の奉納の舞

スカイツリーの前で

仲見世から見る浅草寺
日本インテリア学会が主催した「学校教室用家具デザインコンクール」において空間造形学科・榎本文夫教授が、優秀賞を受賞しました。
この学校教室用家具デザインコンクールは、学会設立20周年を記念して社会環境へ貢献する学会事業として企画されたもので、今日の学校家具に対する様々な問題を解決し、より使いやすくデザイン性の高い学校家具の提案及び普及を目指したものです。インテリア学会会員のみならずプロのデザイナーからデザインを学ぶ高校生まで多数の応募がありました。今回は最優秀賞は該当作品無しで、優秀賞が最高位の授賞となり、10月24日大阪樟蔭女子大学で行われた日本インテリア学会第22回大会にて授賞式が行われました。
今回の榎本教授の提案は、日本中に生えている杉の、間伐材(※1)の利活用を推進することと、国産フェアウッド(※2)の地産地消(※3)をテーマにしたもので、環境に配慮した考え方が高く評価されました。
空間造形学科では、多くの教員がプロとして実際の設計やデザイン活動を行っており、学生に対しそれらの活動を通して社会と繫がったリアルなデザインの学びを提供しています。
※1 間伐材〜森が成長する過程で一本一本の木を太く大きく成長させるために間の木を間引く。その間引かれた木のこと。
※2 国産フェアウッド〜国内で生産された合法木材のこと。生産者や生産地が明らかで、FSCなどで森林認証を受けた木材など。その反対に非合法木材とは、原産地や樹種が不明であったり、違法伐採や生態系を破壊して伐採されたり絶滅が危惧される木材などをいう。
※3 地産地消〜地域で生産されたものをその地域で消費すること。生産物の移動が少なければ輸送にかかるエネルギー消費も少なくてすむという考え方。

受賞作品

授賞式の様子

展示風景
デザインに取り組んだのは2年 [CAD-Ⅲ] の授業で、稲城市役所の方々を招いての審査により木村有花さんの作品が選ばれ、現在稲城市各所にA1サイズ(約60×85cm)の大判ポスターとして掲示されています。
他にも高い評価を集めた、金子沙紀さん、遠藤香菜さん、飛田結香さんの3作品は、稲城市文化センター『i(あい)プラザ』に、展示されることに、また有賀浩美さんの作品は、手に取って見てもらうのに最適なデザインということで、点灯式告知のチラシとして配布されます。
後期がはじまってからの少ない授業時間の中、慣れない画像編集ソフト(PhotoShop等)に苦戦しつつも、多くの学生が瑞々しい感性で多彩な作品を生み出してくれました。また、デザインと社会との関わりを具体的に感じ取る事ができた良い経験となったことと思います。

完成度の高い木村さんの作品

金子さんの作品

遠藤さんの作品

飛田さんの作品

有賀さんの作品

講評会の様子
3年前期「空間演出A」の授業ではプロダクトデザイン実習室での展示空間を課題としてデザインに取り組み、全員の投票で選んだ作品をみんなで実際に作りあげました。今回選ばれた斉藤桃子さんの作品は「お月見」がテーマで、天井から吊り下げられた布で構成された空間の中に、他の授業や課題で制作した木・土・糸の自然系素材を使ったプロダクトの作品が展示されました。また、夏休みのワークショップで作ったウサギの人形が、サインやアンケート回収などの役目を与えられ、会場のあちこちに顔を出していました。来場された方々には気に入った作品に投票していただき、その投票結果は学生にとっても大きな励みとなりました。
またインテリアデザイン実習室での展示については、2年前期「CADⅡ」の授業で展示デザインの3Dモデルを制作しました。投票によって選ばれたデザインに基づき建築インテリアなどの空間系作品の模型やプレゼンテーションボードを配置して、布や照明などをアレンジして空間全体を演出しました。
空間造形学科では、建築からプロダクトデザインまで様々な授業が互いに関連し合いながら、単に机上の学びに留まらず実際に制作まで行うことで、身体全体でトータルにリビングデザインを学んでいきます。
プロダクト系作品の空間展示です今回のテーマは満月です
空間系作品の展示です

窓の飾付けをしています

こんなところにもウサギが・・・

みんなで作業中です

ウサギのぬいぐるみです
この博物館は、日本に始めて合板が誕生してから100年を記念して2007年に新木場にオープンし、日本の合板の歴史や日本の森林の現状や木材や合板の利用例、様々な樹種のサンプルや木製品など、木に関するあらゆる展示があります。この授業での見学も3回目となりました。
この「加工材料学」を履修している多くの学生は、後期に合板を使って自分でデザインしたイスを実際に製作する課題があるため、館長からの説明を真剣に聞き、また実際の展示物を手でさわりながらじっくり見学しました。
また、この博物館の目玉の展示に、実際の合板を作るために丸太をかつらむきにする機械のミニチュアがあり、その実演を見ることができました。
とても有意義な見学会でした。
▼NPO木材・合板博物館
http://www.woodmuseum.jp/

合板の歴史のDVDを見ます

かつら剥きされた木材

木の説明を聞いてます

木をかつら剥きにする機械
博物館入り口で
9月5日に新宿パークタワーのコンファレンスルームで公開二次審査会が開かれ、審査の先生方や通過した他大学の学生たちの前で、緊張しながらのプレゼンテーションを行いました。その後、審査企業の一つであるクリナップの新宿ショールームにて、二次審査の結果発表と講評が行われ、最終審査に臨む5作品が発表されました。そして、その5作品の一つに佐野遙香さんの作品が選ばれました。264作品中の5作品という快挙です!!
11月13日から新宿リビングデザインセンターオゾンで始まる展覧会に向けて、これから作品を実際の大きさで制作していきます。学生がプロの方々と打ち合わせをしながら、工場などで制作を進めます。これは学生にとってまたとない機会であり、これまでの努力に対する素晴らしい受賞となりました。11月13日には同展覧会場において最終公開審査があり、5作品の中から最優秀賞などが選ばれます。ぜひ会場で作品を体験してください。
空間造形学科では、実社会とのつながりを重視しこのようなコンペや企業とのコラボレーションなどに積極的に参加しています。
▼「地球にやさしい住生活デザインコンペティション2010」のHP
http://www.ef-dc.jp/

2次審査発表作品

佐野遥香さんの発表風景

2次審査通過を喜ぶ佐野さん

斉藤桃子さんの発表風景

審査会場
今年は「ダンボールを使い50メートルの距離を人が乗って移動できるかたちを考える」というテーマのもと、6グループに分かれてメンバーの意見を出し合いながらそれぞれにユニークな「うかぶかたち」の製作をおこないました。
そして、8月21日の猛暑の中、全員プールに集合し「うかぶかたち大実験」を行いました。あっという間に沈んでしまうチームもあれば、二人乗っても楽々50メートルを漕げてしまうかたちもあり、和気あいあいのとても楽しい一日を過ごしました。
空間造形学科では、机上の理論や知識重視の学びだけでなく、このように実際自分の身体で様々な経験することで、生きた知恵を身に付ける学びを重視しております。

完成しました。

Elizabeth号

RED BULL号

WD girl号

ただいま制作中!

DORRY号

GFS号

太陽丸
全員集合!
ツリーハウス製作のノウハウを生かした東屋、ベンチやテーブルなど全て学生が図面を描き、鋸を引き、組み立て、そして塗装をしたものです。
八月の記録的な猛暑の1週間を学生は一人も挫折せずやり遂げました。来年度はこの学園広場をより充実させ、誇れる緑の学園広場としていきたいという夢があります。是非一度ご覧ください。また、広場の整備についてアイディアなどありましたら是非お知らせいただけると幸いです。

屋根の塗装中

床板を貼っています

手摺りを付けています

テーブルをつくっています

ユカの骨組み作りです

屋根を取り付けています

完成しました!!

完成した姿です
この課題は、一つの公共社会である駒沢女子大学において複数の学生たちが「集う」ことでそこに楽しい語らいの輪や新しい駒女の文化が生れるような場所づくりのきっかけとなるようなかたちをデザインし、制作して実際に使ってもらうことを目的としております。また、学内での設置場所の選定からその場所にふさわしい『つどうかたち』のデザイン提案までを各自で行い、お互いにプレゼンテーションして投票で製作する作品を選びます。今年は4作品が選ばれ、グループで製作することで協同作業の難しさや楽しさも合わせて経験します。
この課題を始めてから7年目となりましたが、いまでは大学内の各所に多くの『つどうかたち』が設置され、毎日駒女の学生たちに利用されております。来年は更にいい作品を設置致しますのでご期待ください。

小嶋班作品

樋田班作品

増田班作品

椋毛班作品

全員集合
バックナンバー
- No,26
- 『第二回 空間造形学科・プレゼンフェスタ』を開催しました。(2010/7/28)
- No,25
- 『地球にやさしい住生活デザインコンペティション』の中間講評会が開かれました。(2010/7/26)
- No,24
- 空間造形学科3年生が、サステイナブルデザインの見学会に行きました。(2010/6/25)
- No,23
- 今年度空間造形学科卒業生・田川三早希さんが、第19回東京都学生卒業設計コンクール2010で審査委員特別賞・北山賞を授賞しました。(2010/6/16)
- No,22
- 空間造形学科1年・基礎ゼミで江戸東京たてもの園見学会を行いました。(2010/6/11)
- No,21
- 空間造形学科の学生有志でスガツネ工業展示会に行きました。(2010/6/9)
- No,20
- 空間造形学科1年生・基礎ゼミでバーベキューを行いました。(2010/6/4)
- No,19
- 「上谷戸ホタルの夕べin稲城2010」のポスターを空間造形学科2年生がデザインしました。(2010/6/2)
- No,18
- インテリアデザインⅠの授業で、テレビ東京のスタジオに行ってきました。(2010/5/7)
