「観光実務」(半期・1単位)の授業は、講義と学外実習からなります。
講義では、(1)旅行業界の現状、(2)添乗員の仕事、(3)ガイドの仕事について学び、(4)学外実習で訪問する箱根のツアープランを履修者全員が各自作成して、その指導を受けます。
学外での実習は2回行いますが、その内容は以下の通りです。
1回目の実習では、団体旅行を専門に扱う旅行社を訪問し、日常の業務が実際に行われている現場を見学します。旅行業務がどのような流れで行われているのか、また航空・鉄道などの予約の仕方がどのように行われるのかを実際に端末を使って具体的に説明してもらいます。また、社員の方と電話を使ってロールプレイを行いながら添乗員の仕事を体験します。最後に、本学の卒業生でその旅行会社に就職した社員の方から、就職活動の留意点や勤務の体験などについて話してもらいました。
2回目の学外実習(箱根・1泊2日)では、本学に集合したそのときから履修学生が添乗員とガイドの仕事を体験します。例えば、集合時での人数確認や当日の欠席者や遅刻者との連絡・報告から始まり、バスの中では挨拶や旅程の説明を、また各訪問地で添乗員の仕事を分担して体験します。
本年度は、初日に箱根ガラスの森、箱根関所、芦ノ湖(遊覧船)、2日目に大涌谷、箱根園、蒲鉾店を訪問しました。また、1日目には宿泊先である本学の大学セミナーハウスに戻ってから、講義と実習で学んだ内容についてのテストを実施しました。今年度は32名の学生が参加し、履修学生の皆さんはみな熱心に研修に参加していました。
●参加学生の声
- 旅行会社訪問では、普段見ることが出来ない仕事現場を見学できた。また、箱根実習では単に観光地を回るだけではなく、バスガイドや添乗員としての仕事も体験することができ、旅行を提供する側の仕事の難しさや魅力を学んだ。自分から積極的に授業に臨んだことで、期待以上に多くのものが得られた。セミナーハウスでの先生方や他学生との交流も大変楽しかった。
- 旅行会社の支社訪問では、仕事の現場を見ることが出来ました。私達は学生で、しかも実習授業で訪問させて頂いているにもかかわらず、「こんにちは、いらっしゃいませ」と、お客様のように扱って頂きました。どんなときにも、プロであることを自覚し働いているのだと実感しました。箱根研修では添乗員の仕事を体験しました。具体的には、ガラスの森美術館で、バスを降りてからレストランまでの誘導、チケットの支払いをしました。誘導の際、自分では完璧にやっているつもりだったのですが、まったく駄目で、写真撮影に夢中になった学生の足が止まってしまいました。お客様に気持ち良く過ごして頂くには、簡単な仕事なんて一つもないのだということがわかりました。
また、講師として来て頂いた社員の方から、会社のこと、社会人として必要なことを学びました。今でも覚えているのが「確認作業は大切」という言葉です。旅行業界だけでなく、全ての業界でこの言葉は大切だと思います「観光実務」を受講して、視野が広がったと思います。就職活動の最中である私にとっては、とてもいい勉強の機会になったと思っています。
2007年度の記事
●観光実務

