日本文化の個性と普遍性を仏教に探り、
人と人、人と自然との共生思想をはぐくむ。インドに発した仏教は、その普遍的な真理を提示しつつもアジア各地の文化と融合しながら、さまざまな変容をとげてきました。それは仏教がそれぞれの文化の個性に調和し、人々の生活に根付いていく過程であったといえます。
とりわけ日本の伝統文化と仏教の縁は深く、日本文化の個性は仏教との出会いによって彩られ、仏教によって活路を見出してきたといってもいいでしょう。日本の文化と社会を正確に理解するためには、仏教文化とその役割を深く洞察することは非常に重要です。専門的研究者にかぎりません。現代において多様な異文化との接触は、誰しも日常的な出来事です。仏教文化の豊かな諸相を貫く普遍性、あるいは日本文化の個性に秘められた確かな普遍性への自覚はきわめて大切なものになっています。それは他者との共感をはぐくみ、自らの人生をしなやかにし、それぞれの社会的活動に魅力的な成果を用意することでもあるのです。
本専攻は、仏教学・禅学・宗教人類学・哲学・歴史学・文学など、先人によって切り開かれてきた地平を具体的に学びながら、知的好奇心にしたがって新たな領域に挑戦していきます。さらに演習・講読を通して、禅籍を含む仏典、古典文学、古記録・古文書などの文献を精密に読み解き、原典との対話を楽しみながら、全体像をつかみ、その中から自分のテーマを論証する技術を習得していきます。
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観音信仰を体系的に
私は中国の洛陽から日本に留学しました。洛陽は中国の永平年間に西域から仏教がはじめて伝わった地で、有名な白馬寺があります。私は昔から仏教とその文化に対して深い関心を抱いていました。
まとめることが私の夢です
大学時代は精進料理など、仏教の食文化について研究テーマとしてきましたが、仏教そのものをもっと本格的に勉強をしたいと思い、駒沢女子大学の大学院に入りました。
先生に個別で指導していただける時間が多く、仏教文化史や宗教文化史などの授業では個々のテーマについて質問をしながら学べるので、知識が深まります。
現在は観音信仰をテーマにして研究しています。中国では道教にも観音が取り入れられており、印度起源でありながら中国文化・日本文化にまたがる観音信仰を体系的にまとめてみるのが私の夢です。仏教文化専攻 修士課程1年

![駒沢女子大学大学院[人文科学研究科]](/uni/faculty/images/buddhism/buddhism_ttl01.gif)