『誕生記念日』の式典が行われました。

『誕生記念日』とは、道元禅師の誕生と本学の創立をお祝いする日です。曹洞宗を開かれた道元禅師は、正治2年(鎌倉時代、西暦1200年)1月に京都でお生まれになりました。この日にちなんで毎年1月に本学の誕生記念日の式典を挙行しております。本学の建学の精神である「正念(しょうねん)」「行学一如(ぎょうがくいちにょ)」は、道元禅師の教えに基づくものであり、『誕生記念日』は、本学の建学の精神を学ぶ機会となっております。

日時 2020年1月24日(金)8時45分開式
場所 駒沢学園記念講堂

『誕生記念日』式典風景


  • 焼香

  • 講話(佐々木俊道教授)

式典では佐々木俊道教授より、道元禅師の教えを生活に活かすヒントをお話しいただきました。
禅寺では、坐禅や読経だけが修行ではありません。洗面や「作務」と呼ばれるお掃除等、日常生活の全てが修行です。たとえば世間一般のお掃除は、きれいにすることを目的に、その手段として行われます。道元禅師の教えは、手段と目的を区別せず、きれいでも汚くても、今日この瞬間、掃除をしなければならないので、理屈ではなく、只ひたすらお掃除をするのです。皆さんの日々の学習も同じです。目的意識を持って勉強することも大切ですが、今、この瞬間に取り組んでいる学習を全身全霊で行ってください。

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