『誕生記念日』の式典が行われました。

『誕生記念日』とは、道元禅師の誕生と本学の創立をお祝いする日です。曹洞宗を開かれた道元禅師は、正治2年(鎌倉時代、西暦1200年)1月に京都でお生まれになりました。この日にちなんで毎年1月に本学園の誕生記念日の式典を挙行しております。本学園の建学の精神である「正念(しょうねん)」「行学一如(ぎょうがくいちにょ)」は、道元禅師の教えに基づくものであり、『誕生記念日』は、本学の建学の精神を学ぶ機会となっております。

日時 平成29年1月26日(木)8時45分開式
場所 駒沢学園記念講堂

『誕生記念日』式典風景


  • 献茶湯
    (導師を中心に高校生の代表が次々とお供え物を手渡しし、
    仏前にお供えしました)

  • 講話
    (駒沢女子大学 人文学部 日本文化学科 千葉公慈教授)

講話の始めに千葉公慈教授より、11月に九十周年を迎える節目の年となった今年の誕生記念日を、特に心に刻んでほしいとのお話がありました。
講話の中では道元禅師の『正法眼蔵随聞記』の一部を取り上げ、自分を飾ろうとする心が障害になるので、多少の文法の間違いを恐れることなく、まずは自分の心に素直になって、ありのままを文字に書くことが大切と説かれました。
この誕生記念日をきっかけとして、学園の誕生の源と道元禅師の教えに触れ、あらゆる命の誕生を自覚して、互いに意義のある人生を歩んでほしいとのお言葉をいただき、生徒達は真剣な面持ちで話に耳を傾けていました。

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