『誕生記念日』の式典が行われました。

『誕生記念日』とは、道元禅師の誕生と本学の創立をお祝いする日です。曹洞宗を開かれた道元禅師は、正治2年(鎌倉時代、西暦1200年)1月に京都でお生まれになりました。この日にちなんで本学園の誕生記念日としております。本学園の建学の精神である「正念(しょうねん)」「行学一如(ぎょうがくいちにょ)」は、道元禅師の教えに基づくものであり、『誕生記念日』は、本学の建学の精神を学ぶ機会となっております。

日時 平成28年1月26日(火)8時45分開式
場所 駒沢学園 記念講堂

『誕生記念日』式典風景

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    散華荘厳
    (中学生代表による式場を清めるための舞です)
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    献茶湯
    (導師を中心に高校生の代表が次々とお供え物を手渡しし、仏前にお供えしました)

導師 葛城天快理事長の講話では、道元禅師が生前に残した「坐禅は習禅にはあらず、大安楽の法門なり。」という言葉が取り上げられました。現代社会では、「禅」という言葉を聞くと、難しいものであるとイメージされがちですが、道元禅師の言葉をお借りすると「坐禅」は「極めて楽な門」とされています。「禅」を「当たり前のことを当たり前に行うこと、つまり日常的に行っていることをしっかりとやり遂げること」と捉え、日常的に日々の在り方や営みを正すことが仏の教えに沿うことであり、道元禅師の教えに適うものであるため、皆さんには、この道元禅師の誕生記念日を一つの節として、しっかりとそういった生き方を考えていただきたいとお話されました。

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    講話(駒沢学園 葛城天快理事長)

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