12月1日（木）〜8日（木）までの日曜日を除く7日間「摂心会」（早朝坐禅会）が、8日（木）には「成道会」が行われました。
2022/12/22
冬の恒例行事である早朝坐禅会（摂心会）が行われました。毎年、12月1日から8日までの日曜日を除く7日間、午前7時40分から30分間、本学の中学・高校体育館にて行われています。最終日には、お釈迦さまが乳粥を召し上がってお悟りになった故事にならって、牛乳がふるまわれました。
新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、2022年度は参加者を学園教職員、大学・短期大学の学生および中学・高等学校の生徒に限って開催いたしました。
摂心会
中学・高校体育館
多くの本校生が参加
摂心会（せっしんえ）と成道会（じょうどうえ）
「成道会」とは、お釈迦さまがお悟りになられた日を祝う仏教行事です。
お釈迦さまのお悟り、すなわち「成道」されたことにならって、禅宗寺院では12月1日から8日朝まで坐禅三昧の修行を行います。この坐禅だけを行う集中期間を「臘八（ろうはつ）摂心会」と呼びます。
「摂心」とは、日常の散乱した心をまとめ、乱れがちな自己の心をととのえるという意味です。本学園では、こうした趣旨のもと「摂心会」を行い、記念講堂において「成道会」の式典を開催します。これらの学園行事を通して、お釈迦さまのおこころを仰ぎ、建学の精神である「正念」「行学一如」を実践していきたいと思います。
成道会
式典の様子
講話（理事長 葛城天快先生）
講話では、理事長 葛城天快先生より成道会にちなんだお話がいくつか行われました。
お話の1つとして、お釈迦様の教えの一つ「知足（ちそく）」について挙げられました。例えば、試験に臨む際に試験前も試験時も努力せずに怠けてしまう時。それは自分にとって何が足りないかわかっていないということ。足ることを知ることも大事だが足りないことを知るのも大事であり、今日を機会に不足を知るということを考えてみてほしいと生徒たちに語られました。