保育科海外研修旅行(シンガポール)『シンガポールにおける保育実習』
2015/04/10
研修1日目:3月1日(日)
シンガポール出発前に羽田空港にて。
全員元気に研修期間の宿泊先、FESTIVE HOTEL に到着。
リーダーの2年生たち 学生研修旅行団長(左)と団長補佐(中央、右)(FESTIVE HOTEL内にて)
ホテル到着後、夕食を兼ねてセントーサ島内見学。
ユニバーサルスタジオ・シンガポール近辺で。
宿泊先のFESTIVE HOTEL エントランス。豪華で快適なホテルでした。
研修2日目:3月2日(月)
実習園:EIS West 校にて
全園児が集う朝の会を見学。
園庭で、子どもたちとボール遊び。
子どもたちのテーブルに入って、いっしょに昼食。
先生方全員と記念撮影。
夕食風景(中華料理)。
夕食風景(中華料理)。
夕食後、マーライオンパークのレーザーショーを見学。
マーライオンパークにて。
ホテル帰着後、明日の実習園で子どもたちに披露する手あそび、ダンスの練習。
研修3日目:3月3日(火)
実習園:My Little Gems Pre School にて
子どもたち全員によるウェルカムパフォーマンスで歓迎を受ける。
子どもたちへの中国語のレッスンを見学。
子どもたちへの英語のレッスンを見学。
子どもたちの輪に入って、日本の折り紙を紹介。
現地通訳の方(左)にも助けていただき、子どもたちに折り方を伝授。右上は園長先生。
紙飛行機が完成!
園長先生をはじめ、幼稚園の先生方とのディスカッション。園長先生からは、日本の保育の様子についてたくさんの質問を頂きました。
幼稚園の先生方とのディスカッション風景。現地コーディネーターの方の通訳で、活発な意見交換。本学学生からも多くの質問が出され、シンガポールの保育事情について理解を深めました。
一日の実習を終え、園長先生(前列左)と記念撮影。
子どもたち手作りの修了証書をいただきました。
午後は4グループに分かれ、それぞれ現地大学生(前列中央)にシンガポール市内を案内していただきました。
ホテルに帰着。案内してくださった現地大学生(前列左4名)とホテル前にて。
研修4日目:3月4日(水)~最終日:3月5日(木)
実習園:Kiddiwinkie School Houseにて
到着後、園長先生をはじめとする先生方とディスカッション。
4名ずつのグループに分かれて、すべての年齢の保育室を見学。各グループに邦人の先生(右から2人目)がついて下さり、詳しい説明をしていただきました。
造形の時間を見学。子どもたちは、身近な素材を使って、家族の写真を収めるフレームを作っています。
子どもたちへ、ミッキーマウスの手あそびを披露。
シンガポールの子どもたちといっしょに日本の手あそびを楽しみました(背中側が本学学生)。
これから子どもたちからのダンスパフォーマンスが始まります。
子どもたちからのダンスパフォーマンスで歓迎されました。
実習を終え、園長先生(前列右から4人目)をはじめ、先生方全員と記念撮影。
市内レストランで帰国前の夕食。
夕食の席で、この研修旅行期間中に誕生日を迎えた2名の参加学生に、バースデーセレモニー。
午前6時15分、全日程を終え、全員無事に帰国しました(羽田空港にて解散直後の様子)。
参加学生による感想(提出されたレポートから一部抜粋)
- 3月1日から5日までシンガポールへ海外研修に行きました。私にとって初めての海外でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。
3つの実習させていただいた幼稚園を通して感じたことは、日本の幼稚園・保育所と比べてとても子どもたちがルールや決め事に縛られず、自由で生き生きとしているということです。子どもの気持ちや行動を尊重し理解する、本当に危険な時に声かけをする、そのような保育を私もしたいと今回の実習を通して強く感じました。また、保育所の壁の装飾や作品のアイデアなども将来の参考にしていきたいと思いました。日本の保育との違いを実際に海外の現場で身を持って体験することができ、とても良い経験をすることができました。
実習以外ではシンガポールの様々な観光地へ出かけました。マーライオンやマリーナベイサウンズは、実際に間近で見てとても興奮しました。現地の学生さんとは一緒にアラブストリートとリトルインディアに行きました。現地で有名の香水を買ったり、ボディペイントをしたり、オススメの食べ物を食べたりと、シンガポールをたくさん満喫することができました。
シンガポールで過ごした時間はあっという間でしたが、現地の人々の優しさや温かさに触れることができ、とても充実した時間を過ごすことができました。他クラスの友達同士仲良くなれたり、みんなで楽しく充実した海外研修になったので、とてもよかったと思います。
( 美組 國定 千明 ) - 今回の海外研修で学んだことは語彙力とコミュニケーション能力の重要性です。私は以前より海外に興味あったことはもちろんですが、海外の幼稚園・保育園での教育方法や日本との文化の違いなどを知りたいという強い思いがありました。そのため入学以前からこの海外研修に参加したいと思っていました。
シンガポールの幼稚園では、よさこいを発表したり折り紙を一緒に折ったり、手遊びを教えたりと日本の文化を伝えることができ、とても楽しかったです。また反対に中国の旧正月の文化なども知ることでき新感覚でとても良い勉強となりました。
また実習だけではなく、現地の大学生との観光では、班のメンバーが自分とあまりなじみのない友人と一緒になったばかりか、面識のない現地の大学生がガイドをして下さるということで、何を話せばいいんだろう、とか、自分から話しかけなければ、とばかり考えていましたが、とてもフレンドリーで、逆に相手から、何したい?何食べたい?何みたい?と言ってくれ、すぐに打ち解けることができたと同時に班の友人たちとも自然と仲良くなることができました。現地で有名なアイスをパンに挟んで食べるデザートや、かき氷のようなアイス、苺をスーパーで買いチョコにつけて食べたりと現地の大学生がいて下さったからこそ体験できたことばかりで、この様な機会があって良かったなと思いました。
また私の誕生日がシンガポール滞在中で、ホテルの同室の友人たちからサプライズのお祝いを受け、とても嬉しかったです。サプライズはそれだけでは終わらず、最終日の夕食の中華料理レストランでも、引率の阿部先生や添乗して下さったJTBコーポレートセールスの赤利さんをはじめ、参加学生全員から祝っていただき、今までの誕生日の中で一番忘れられない思い出となりました。ありがとうございました。
( 美組 谷川 真菜 ) - 今回初めて海外に行き、英語に慣れていない私はとても不安でしたが、無事に5日間の研修を終えることができました。
2日目の実習園、My Little Gems Pre Schoolでは、子どもたちが英語と中国語を勉強している様子を見学した後、各教室に分かれて子どもたちと一緒に折り紙を折りました。英語での説明は難しかったですが、簡単な単語「triangle」などと言うだけでも子どもたちが理解し、私たちの折り方を真似して折ってくれました。折った飛行機を楽しそうに飛ばして遊んでくれたので、私たちも嬉しかったです。園長先生とのディスカッションで、日本とシンガポールの保育の違いなどを教えていただきました。お話を聞いた中で一番驚いたことは、シンガポールの幼稚園では3、4歳から文字を書き始めるということです。「小学校入学と同時にその子の進路を決める」と聞き、日本では高校や大学から進路を決めていくのに比べて準備が早いと思いました。
3日目の実習園、Kiddiwinkie School Houseで、まず目に飛び込んだのは天井から吊るしてある装飾です。日本ではあまり見られない光景でした。廊下にはCDを使った装飾もありました。日本人の先生のお話を聞くと、「シンガポールの先生方は発想力が凄い」とおっしゃっていました。子どもたちの制作活動でもマカロニなどの食材を使っていました。これは日本でも取り組める活動だと思ったので、ぜひ活用したいです。
現地の先生方は、とても優しく、笑顔で子どもたちと関わっている姿は、日本と共通であると思いました。シンガポールの保育から学ぶことも沢山あり、とても充実した研修でした。これからの実習などに活かしていきたいです。また、このような研修日程を組んで下さった先生方やJTBコーポレートセールス赤利さんに感謝したいと思います。
( 善組 須田 涼子 ) - シンガポールに着いた次の日は、幼稚園EIS West 校での1日実習でした。まず私は、園児全員が英語と日本語の両方の言葉を話せていることにとても驚きました。先生が英語で問いかけると英語で答え、日本語で問いかけると日本語で答えていました。また、日本語で書かれた絵本をすらすら読んでいたり、平仮名やローマ字を書くことができたり、日本語の面だけを考えても、日本の幼稚園児と比べると、少し学力が高いような印象を受けました。
主に日本語を話す幼稚園だったので、会話は問題なくでき、積極的に声をかけました。たくさんお話をし、一緒に砂場遊びをし、ご飯を食べ、とても楽しく充実した実習でした。最後にとてもかわいくデコレーションされたお手紙をたくさんいただき、嬉しさと同時に、1日で実習が終わってしまうことを寂しく感じました。
二日目の実習園、My Little Gems Pre Schoolでは、数人にわかれて手遊びやダンスを発表しました。私たちの班は手遊びを発表することになり、わかりやすいディズニーの手遊びを行いました。日本語を使っている幼稚園ではなかったので、とても不安でしたが、ゆっくりと何回も繰り返すうちに子どもたちも一緒にやってくれて、嬉しかったです。言葉は通じなくても、リズムや指の動きで子どもたちを楽しませることができた気がしました。
今回、いろいろな園で実習させていただき、日本は、集団行動が多く、なんとなくきっちりしたイメージがありますが、シンガポールでは全体的に自由な印象を受けました。また、子ども同士の喧嘩を見ることがなく、先生方の仲の良さを感じました。このおだやかな雰囲気がその理由かなと思いました。今回の海外研修で、日本の保育の良さも、海外の保育の良さも両方学ぶことができました。本当に参加してよかったです。
( 真組 中尾 怜 ) - 今回の海外研修では驚きと感動の連続で、研修の時間はあっと言う間にすぎてしまいました。
1日目の幼稚園EIS West 校は、ほとんどの子どもが日本人でした。この園で特にいいなと思ったところが2つあります。
1つは1クラス2人担任制で、1人は子どもたちに英語のみ話す外国人の先生と、もう1人は指示、会話とも日本語を使う日本人の先生の両方がいらっしゃるところです。先生によって日本語や英語での指示を聞いたり会話をしたりできるということです。
もう1つは、横割りと縦割りの2通りの保育があり、それらを保護者の希望で選べるというところです。縦割りの実習は自分にとって初めてでしたので、私は縦割りで研修させて頂きました。縦割りのクラスでは、年下の子どもは年上の子どもの活動を見て学び憧れを抱き、年上の子どもは年下の子どもの世話をし教えることによって自信をもち思いやりの心が育つということを学びました。研修が終わると5.6歳の子どもからお手紙をもらったのですが、それを見ていた3歳の子どもは字は書けませんでしたが、「私もあげる~」と言って、絵を描いてくれました。やはり年上の子の姿を見て学んでいるんだなと感じました。
3日目の幼稚園、Kiddiwinkie School Houseでは、それぞれの年齢の子どもたちの様子を見学しました。この園では日本語、中国語、英語の3ヶ国語を学んでいました。2歳児でも、先生の顔や、先生の話す言葉を聞き分け、子どもたちは日本語、英語、中国語の切り替えができるようになるということを学びました。また、保育料は日本円で1ヶ月約20万ほどと聞いて驚きましたが、その分、子どもたちに熱心な教育を提供し、壁面構成などはアートディレクターの方が担当していることなど、園の設備が整っていていました。
今回、研修で学んだことを生かしこれからに繋げていけたらなと思います。そして日本で少し経験を積み、いつか海外の幼稚園で働いてみたいと思いました。そして、たくさんの出会いに感謝したいと思います。
( 真組 中塚 美沙紀 ) - 海外研修に参加して、海外の幼稚園を実習・見学させていただいて勉強になることが多くありました。
初めの幼稚園、EIS West 校は、日本人の子どもたちの幼稚園で一日実習しました。わたしは、縦割りクラスに入りました。縦割りクラスは様々な年齢の子どもたちがいるクラスです。縦割りクラスでしか見られないとてもいいところを多く見ることができました。年上の子どもが自分より年下の子どもに分からないことや難しいことを教えてあげる姿や、気を遣っている姿が見られました。それを年上の子どもたちは当たり前のようにしていました。園庭で遊んでいるとき、あと5分で片付けだよと保育者からの言葉がけを聞くと年上の子どもたちはそれを上手に伝えていました。
また保育者は日本人と英語を話せる保育者がクラスにいました。英語の時間もあり、英語の時間になると子どもたちは積極的に英語を話していました。保育者とも、生活の中でも、英語が多く使われていました。一日だけでしたが、子どもたちと関わることで子どもたちの様子や、子どもたちの生活の姿を見ることができ、多くを学ぶことができました。
翌日の幼稚園、My Little Gems Pre Schoolでは、ゲームや絵本読み聞かせなどを通じ、英語と中国語を学んでいました。子どもたちと折り紙を一緒に折りました。英語で折り紙の折り方を伝えるのはとても難しかったですが、子どもたちは一生懸命、私の折り方を見て真似をして折ってくれました。完成すると、子どもたちはとても喜んでくれました。英語で伝えることはとても難しかったですが、子どもたちが一生懸命聞いてくれてとても嬉しかったです。
様々な幼稚園の様子を見学させていただくことができ、とても良い研修旅行になりました。
( 真組 西村 みづき )