1月26日に、曹洞宗をお開きになった道元禅師さまと本学園の誕生を記念する式典『誕生記念日』が行われました。
道元禅師(高祖承陽大師とは、明治天皇からの諡名)は、わが国鎌倉時代、正治2年(西暦1200年)正月2日京都の久我家で、ご誕生になりました。正月2日は、陽暦に換算しますと、1月26日に当たるわけです。
道元禅師は、幼くして御両親と死別し、世間の無常を痛感し、出家し、比叡山に登って、仏道修行におはげみになりました。やがて、中国に渡って天童山景徳寺(淅江省。今は太白山天童寺とよぶ)の如浄禅師に学んで、ついに身心脱落のおさとりをお開きになりました。身心脱落とは、迷いと苦しみの社会人生が、迷いと苦しみのない社会人生に転ずることです。要約しますと、自己が自己にあうことです。
日本へお帰りになった道元禅師は、越前(福井県)に永平寺を建て、真実の仏法である坐禅のおしえをお説きになりなした。坐禅はおシャカさまの成道にもとづいています。そしてまた、本学園の精神である「正念」と「行学一如」(行学一体)は、道元禅師のおしえであります。また、お示しになった『正法眼蔵』や『正法眼蔵随聞記』は、わが国の生活文化のうえにきわめて大きな影響を与えて、今日に至っております。
本学園に学んで、道元禅師のみおしえに親しむことは、このうえもないしあわせなことだと思います。私たちは、この日を契機として、学園誕生の原点におもいをいたし、また道元禅師のお誕生日を、私たち自身の真実生命の新しい誕生として自覚し、確認して、意義あるものにいたしましょう。
文:元駒沢女子大学学長 現大乗寺老師 東 隆眞先生
| ■会場: | 駒沢学園記念講堂 |
| ■日時: | 平成20年1月26日(土)8:45AM |
