
保護者各位
5月20日(水)、東京都庁(東京都福祉保健局)より東京都内で初の新型インフルエンザ感染者が発生したことが発表されました。
本園では、東京都の対応要請・指示に基づき、緊急の措置を取る可能性があります。緊急の措置をとる場合には、必ず園より連絡をいたします。
保護者の皆様におかれましては、緊急連絡網、配信メール、幼稚園ホームページ(お便り帳)により、正確な情報の収集に努めてください。今後の状況によっては臨時休園の措置をとる場合も考えられます。その場合は次の項目に従って感染拡大の防止に努めてください。
上記の内容は、緊急の措置が必要になった場合の対応です。現在のところは平常の保育を行っております。従って保護者の皆様におかれましても冷静な対応を心掛けていただければと存じます。よろしくお願い申し上げます。(5月22日)
生体リズム、からだの時計は、脳の中の視床下部というところにあるらしいということがわかってきたそうです。視床下部には満腹感や空腹感、食行動、性行動。血圧や体温の調整に関係する自律神経中枢など、人間が生きていくためには絶対に必要なはたらきを支配する中枢があります。
体内時計には、前にお話したように、歴史的な積み重ねによって、あらかじめタイマーがセットされており、定められた時間になりますと、自律神経の活動を高めたり、副腎皮質ホルモンに指令を出してインシュリンを多く分泌させて、糖分摂取の準備をしたりします。いくつかの研究により、その体内時計のサイクルは、本来は二十五時間であることがわかってきました。となりますと、地球の一日のサイクル、自転の周期である二十四時間とずれが生じることとなります。
そこで私たち人間は、本来もっている二十五時間の生体リズムを、地球の自転の周期である二十四時間、つまり昼と夜のリズムに合わせて調整しながら生活をしてきたことがわかります。そしてこのように、生体のリズムを地球のリズムに合わせる手がかりを同調因子といいます。
同調因子として最も重要なものは目から入る光ですが、他にも昼と夜のリズム、食事のリズム、社会的な因子(学校・会社・家庭生活などのリズム)、身体的運動、環境の因子(温度・湿度・騒音・振動)など、さまざまな多くの同調因子があります。外界から伝えられた同調因子の信号によって調整された体内時計のリズムはフィードバックされて、外界と接する私たちのからだに伝えられ、二十四時間のリズムとして表現されます。
うるう年ならば四年に一度ですみますが、生体リズムのような体内時計の時刻合わせは、毎日行われなければなりません。毎朝光を浴びること。規則正しい食事、規則正しい活動、規則正しい生活習慣、つまり、基本的生活習慣の確立と継続こそ、からだのリズムを整えるためにはたいへん重要なことなのです
生まれたばかりの新生児は、一日の大部分を眠って過ごし、成長するにしたがって昼間に覚醒している時間が長くなり、一日の睡眠・覚醒リズムが明らかになってきます。 すなわち、新生児、乳幼児期には、脳にある生体時計が未熟で十分にはたらいていない状態にあるのですが、中枢神経系が成熟するにしたがって、生体リズムが現れてきます。このとき、一過性に二十四時間より長いリズムがみられ、これは前に述べたように生まれながらに備わっているリズム、すなわち、内因性リズムと考えられています。しかし、規則的な二十四時間を周期とするリズムは、子どもを放って置いても自然に現れるものではありません。この生体リズムの形成時期に、生体時計に二十四時間周期をもつ信号、すなわち同調因子を十分に与えることが大切なのです。
それは、昼夜の交代や哺乳の時刻、さらに育児にあたる周囲の人々の接触が重要であることが明らかにされています。ラットを用いた実験で、子ラットの生体リズムを形成するためには、生みの親に育てられた子ラットは生みの親と同じリズムを、生まれてすぐに別のラット(養母)に育てられると、養母のリズムを示すようになることが明らかにされました。つまり、出生後早期に育児に当たる大人が、重要な決定権をもっているということです。また、リズムが形成される時期として、離乳期頃までが重要であることが証明されています。中枢神経系がめざましく発達する新生児から、乳幼児期にかけて生体リズムの発達に大切な臨界期があり、この時期に正しく調整されないと、もはや性能のよい生体時計は得られません。ですから、乳幼児期には昼は屋外で十分に光を浴びるようにし、また親は子どもと関わりを多く持ち、夜は照明を落とした静かな部屋で寝かせるように配慮します。この時期に親の都合で夜遅くまで起こしておくと、夜型人間になってしまうかもしれません。