多摩市『介護医療福祉事例発表会』に参加しました!

去る12月11日(水)、『2019TAMAの介護医療福祉事例発表会“つなごう”』に参加しました。事例発表会では、デイサービスや高齢者施設、小児療養者への在宅医療サービスの提供施設、社会福祉協議会の方など、多摩市内で活動する多様な立場の7人が発表されました。いずれもユニークで興味深いものばかりでしたが、発表を通して特に印象に残った内容を二つ紹介します。

ひとつは「支援の双方向性」です。小児療養者のデイサービスと、高齢者向けのデイケアのそれぞれの施設の利用者同士が定期的に交流する機会をつくったところ、高齢者の方々が、孫やひ孫を可愛がるように療養する子どもたちの世話をしてくださり、双方が交流を楽しんでいるという報告がありました。普段は支援される側に位置づけられている高齢利用者の方が、子どものお世話をするという役割をもつことによって生き生きとされ、身体の動きまで変わった方もいらっしゃるとのこと。支援のあり方や支援者としての姿勢について、あらためて考えさせられる話題でした。

もうひとつは「地域の中の居場所づくり」です。この話題について①地域の福祉施設・教育機関・社会福祉協議会・店舗などが連携、協力して、地域の人々が自由に参加できる場を定期的に提供している②ヤマト運輸が宅配業者としての強みを活かして、サービスの拠点を兼ねた住民の居場所づくりを事業として展開しているという報告がありました。①は『匠カフェ』という名称で、参加者全員が“匠(笑顔の匠、歌の匠…etc.)”として参加するのだそうで、近隣大学の学生も参画しています。「あの人、最近見かけないね。声をかけに行ってみようか?」地域の中で、このようなつながりがもてる仕掛けづくりが、地域包括(包摂)ケアシステムの発展には欠かせない要素の一つだと思いました。

今回、お隣の多摩市の事例発表会に参加したのは、3年次後期から始まる在宅看護学実習のお願いに伺った訪問看護ステーションの管理者の方の紹介がきっかけでした。こちらのステーションでは、独自で地域の方が参加できる催しも行っており、「学生さんに是非遊びに来て欲しい」と仰っています。他にも「学生さんもご一緒に」とイベントや研修会の案内が随時届いています。

在宅看護学領域では、学生が地域の中に入る体験を通して、人々の暮らしについて、また、看護職として生活を支えるとはどういうことかを考える機会を作りたいと考えています。今後もこのようなイベントには積極的に参加させていただき、学生への発信とともに、大学として地域に貢献することも考えていきたいと思っています。

(看護学科 在宅看護学 横田益美)

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