国語科

高校では日頃の学習の中で読書活動を基盤において豊かな語彙力を育んでいます。1年生は自分が読んだ本や読みたい本を紹介する活動や、2年生は授業で取り上げる文学作品を年間で通読を行います。また、3年生は作品理解を深めるために印象的な一場面をグループで演じてみる、小論文講座などで論理的な文章の組み立てを学ぶなど、自分が感じた疑問や問題について主体的に考え仲間とコミュニケーションを取りながら解決していくことで総合的な国語力を伸ばします。漢字の学習にも力を入れており、3年間を通して漢字検定試験の目標級の取得にむけて学習します。大学受験に向けては、特進クラスは各学期の放課後セミナー、進学クラスは夏期セミナーを開講し、一人ひとりの学習をサポートしています。

授業紹介

英語科

高校の英語の学習は、卒業時には、相手と簡単な意見交換をし、海外旅行や留学時にも不自由なく主体的に英語を運用できる力をつけることを目標としています。
必修の「英語コミュニケーションⅠ~Ⅲ」では、オリジナルのワークシートやデジタル教材を使用し、何度も何度も音読練習をします。さらに音読した内容をスピーキングやライティングへとつなげていきます。

音読トレーニングの反復とスピーキング、ライティング、プレゼンテーション(個人・グループ)などのパフォーマンステストの学習などを通じて、今まで英語が苦手な生徒であっても、5技能の英語運用能力を向上させていくことが狙いです。ペアワーク活動が多く自然と英語の力がついていきます。イングリッシュスピーカーの教員と一緒の授業では、録音された教材の音声だけでなく、生きた英語で勉強できるのも魅力です。
英語には他にも魅力ある科目が用意されています。文法を中心に学ぶ「論理・表現Ⅰ、Ⅱ(1年時は必修、2年時より選択)」、大学入試の総合問題の演習を行う「英語演習」、主に検定試験や5技能の問題演習をする「検定英語講座」、多読・スピーキングの力が強化できる「Talking &Reading」。これらを通して目的にあった英語の力を伸ばすことができます。
また特進クラスの放課後セミナー、全クラス対象の定期試験前の補習セミナー・夏期セミナーなど一人一人のニーズに合った講座も用意されています。
放課後、英語学習専用の部屋、「English Room」ではイングリッシュスピーカーの教員による英検の二次試験対策など、英語学習のサポートも日常的に行われています。

授業紹介

数学科

高校の数学では中学で学んだ内容をさらに深めていきます。
もちろん計算は数学の基本ですのでしっかりとした反復練習が必要ですし、問題を解くために必要な公式は暗記する必要があります。
しかし、駒沢学園で数学を学ぶ生徒たちに本当に身につけてほしいのは、社会に出てからも役立つ問題解決能力です。数学では最終的な答えに辿り着くまでにいくつもの解法が存在しますし、高校の数学では今までと違って必ずしも正解が一つではない問題も学びます。
広い視野を持ち、自由な発想で問題を解決する能力が現代社会では必要です。本校では電子黒板などのICT機材を用いた授業をおこなったり、グループ学習や友達との教え合いを通して、主体的に数学を楽しむ姿勢を育みます。

社会科

社会科ではICT機器やグループワークを通し、現在の社会情勢について自ら考え、その考えを発信する力を身に付けます。1年生で学ぶ日本史・世界史では近現代史を取り扱い、現在の世界が構成されるまでの過程を理解し、2年生では古代史から連続した学習を通して、「今」につながる社会の動きをつかみます。3年生の現代社会では、未来を生きる主権者として主体的に課題解決できる力を養います。また、選択科目の「ビジュアルヒストリー」や「時事問題探究」では、映像や資料、時事問題に特化して、多角的な視点で歴史や社会の見方を捉えます。どの学年においても、「なぜだろう?」という問いかけを忘れず、自分自身の考えと他者の意見を合わせ、より良い社会を構成していくことができる「コマジョ生」を育成します。

授業紹介

理科科

生物基礎、化学基礎、物理基礎の実施により、さまざまな見地から横断的に物事を判断する力を養っています。また、多くの科学的事象に触れることで、自ら疑問・問題点に気づき、解決する能力を育てています。

生物基礎で行った実験・実習:ブロッコリーのDNA抽出、など
化学基礎で行った実験・実習:中和滴定、炎色反応、金属のイオン化傾向など
物理基礎で行った実験・実習:エッグドロップコンテスト、ブラウン運動の観察など

理系進学者に対しては、講義・演習が中心の授業を行い、一般入試にも対応できる力を養っています。その中でも可能な限り実験や演示を盛り込み、理科本来の面白さや論理的思考力がつくような工夫を行っています。その他、化学リテラシーの一環として、教養として身に付けてもらいたいことや、感じてもらいたいことなどは、教科書から逸脱して指導することもあります。

<実験教室>
年間数回、在校生対象の実験教室および受験生対象の実験教室を行っています。

過去の例
・カエルの解剖 ・3D画像を作ろう ・スノードーム作り
・科学の力で果物の香りを作ろう ・空気砲で遊ぼう
・牛乳からプラスチックを作ろう ・マイナス196℃の世界を体験しよう

理科実験レポート!


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仏教科

駒沢学園は仏教の教えを礎にした人間教育を行なっております。その一つとして、週に一度「仏教」を学ぶ時間があります。坐禅や、いのちについて考える授業などを行います。
駒沢学園の建学の精神である「正念」は、坐禅のことです。坐禅とは何か。
道元禅師は「仏道をならうというは自己をならうなり」と示されています。私たちは普段、テストの点数や外見で人を判断し、比較・競争をします。しかし、坐禅は誰とも比べません。本来のあるがままの姿を見つめます。そこで教科として、3つのことを学んでいきます。
1つ目は、宇宙でたった一人のかけがえのないいのちに気付き、同時に、他人も大切ないのちだと気づくこと。2つ目は、貴重な命をいのちいっぱいに、今を大切に生きること。3つ目はいろいろな人に支えられているご縁に感謝をし、思いやりの心・慈悲の心を育んでいくことです。そして、一人ひとりが「より善く生きるとは何か」を追求していきます。

授業紹介

保健体育科

運動が得意な人も不得意な人もいると思います。体育はただ運動をすることだけではなく、生きていくために大切な健康の保持増進や運動を通して社会のルールも学んでいきます。
クラス単位での授業では協力をしながらチームワークを深めていきます。また、いろいろな種目に興味を持ってもらえるようiPadを利用して調べ学習から実践へとつないでいきます。生涯スポーツの重要性を学び「保健」「コメディカル入門」では生涯につながる健康のこと、社会に貢献できる救急救命法や認知症サポーターの勉強もしていきます。

芸術科(音楽・美術・書道)

音楽

音楽というと主に「歌を歌う」「リコーダーを吹く」などのイメージがあるかもしれませんが、鑑賞を通して、自分の知らない音楽を知るということはとても大切なことです。
ショパンやベートーベンにも悩み、喜び、絶望した人生がありました。そんな作曲家の人物像や時代背景を知った上で音楽をきくと今までと違った聞こえ方がしてくるはずです。またそれはクラシック音楽だけではありません。ミュージカルやジャズにも心動かされる音楽はたくさんあります。
さまざななジャンルの音楽を聴いて、いろいろな人の意見を聞いて、自分の視野を広げる大切な時間にしてほしいと願っています。

美術

中学校までに学んだ事を土台にそれらを復習していきながら、平面・立体・鑑賞の制作を通じて感性を育むことはもちろん本来の自ら発想し表現する力を身につけます。自分のイメージした完成予想図により近づけるか試行錯誤(自分で考えていく過程)を繰り返し行うことを大切にしています。
「駒沢学園の美術」を通して今社会で求められている力、自己解決能力を育てます。

書道

小・中学校では、国語の授業の中で「書写」を学びました。小・中学校の「書写」では、文字を正しく整えて読みやすく書くために、さまざまな学習をしてきたことと思います。高等学校の芸術の授業の中での「書道」では、小・中学校で身につけた書写の能力をさらに向上させるとともに、さまざまな書の表現技法を学んでいきます。また、幅広い書の美に触れることによって感性を磨き、漢字や仮名などの文字を素材に自己表現することを目指しています。

家庭科

高校の家庭科では、必修「家庭総合」、選択「生活デザイン入門」の授業が設けられています。
「家庭総合」は、家族・家庭、子ども・高齢者との関わり、消費生活、衣食住などに関する知識と技術を総合的に習得し、生活の向上を図るための実践的な態度を育てる授業です。実習を通して自立に向けた技術を身に付けるとともに、現在の生活課題を考え解決する過程をレポートしていきます。
「生活デザイン入門」では、持続可能な社会に向けて、省エネルギーのために工夫できることを考え、実習を通して学んでいく授業です。エコバッグ製作や理想の家を設計していきます。生活で必要なものは自分たちでつくることを目標に授業を行っています。

情報科

スマホやパソコン=自転車!?

いきなりですが、自転車の話をしましょう。
皆さんは自転車をどのように使いますか?
どこかに行くための手段として使います。
最初は乗り方を覚えるために転びながら練習しますが、使えると非常に便利で可能性が広がる道具です。
しかし、1歩間違えば人を傷つける道具にもなります。

「情報」も同じだと考えています。「情報の授業」のイメージは?と質問すると、巷のパソコン教室と同じようなイメージを持っている生徒も少なくありません。

確かにパソコンやタブレットの使い方も授業で学びますが大切なのは、その先。
・たくさんの計算を一瞬で行う。
・相手にわかりやすく伝えるためのサポートをする。
・人にはできない早さで繰り返しの作業をする。

目的に合わせて、手段として正しいツールを選ぶのも情報処理の能力です。
目的達成の手段として正しい判断をできるように学んでいきましょう!

Pick up!

「人に伝える努力」を全力で。

プレゼンテーションは今や学生が当たり前に学ぶスキルになってきています。
本校での学びは、クラウドを用いたグループ編集はもちろん、人の習性を知り、効果的な資料の仕組みや、聞いてもらえる話し方、人を納得させる技術を学び、実践します。
実習の時は生徒から発信を行い、クラスメイトのいいところを吸収しつつ、自分の技術にするような協学課題に取り組んでいます。