空間造形学科・榎本ゼミでは、学生たちに自然との共生や持続可能な社会への理解や意識を持ってもらうために、大学周辺の自然豊かな環境を生かし、毎年ツリーハウス制作を行ってきましたが、昨年は学内に新たにつくられた「自然と共生する学園広場」の、整備の一環として休憩施設の制作を行いました。(参照:#28「学園広場休憩施設が完成しました。」)
そして、今年は広場へ降りていく途中の森の中に、『森のデッキ』を完成させました。
今年は7月29日~8月5日までの7日間を掛けて制作しました。当初予想されていた35度を超えるような猛暑はありませんでしたが、逆に天候が不順で突然の雨による作業の中断が多く、予定より日数が掛かってしまいました。しかし、誰もケガすることもなく無事に完成させることが出来ました。
今はまだ蒸し暑く、ヤブ蚊も多いですが、これから秋にかけて気持ちの良い季節となりますので、昼休みなどお弁当を持ってぜひご利用ください。
● 学生の感想







7月23日(土)に「プレゼンフェスタ」を開催しました。この「プレゼンフェスタ」は毎年オープンキャンパスに合わせて行われ、今年で3回目となります。来場された多くの高校生の方々にも参加していただきありがとうございました。
「プレゼンフェスタ」の目的は3つあります。一つは1年生から4年生まで全学年が一同に集まり、下級生は上級生の、上級生は下級生の授業課題のプレゼンテーションを見てお互いの理解や親交を深める事。
もう一つは卒業生に来てもらい、社会人の視点から大学生活や就職活動を振り返ってもらい、さらには社会人として現在考えている事などを話してもらう事です。今回来てくれた4人の卒業生からは、とても有意義なお話やアドバイスをもらい、在校生からはとても勉強になり、また目標にもなったと大変好評でした。
最後の目的はオープンキャンパスに来てくれた高校生たちに駒沢女子大学や空間造形学科の今を感じてもらうためです。どんな学生がどのような課題をやり、またどのような卒業生が社会人として活躍しているかを見てもらうためです。
来年度に向かって、このような「プレゼンフェスタ」の試みをより充実したものにしていきますので、ご期待ください。
● 学生の感想


空間造形学科3年科目「インテリアプロダクト研究Ⅲ」では、毎年「つどうかたち」という課題でベンチをデザインし実際に学内に設置しています。今年は三つの作品を設置致しました。
1つ目は、大学館地下1階学生多目的ラウンジ内、2つ目は短大館3階廊下、3つ目は、木工房脇の林の中です。
この課題の趣旨は、『私たちは複数の人びとがつどうことで一つの社会を構成している。複数の人びとがつどえばそこに楽しい語らいや価値観のぶつかり合いが生れ、そしてそこに新しい秩序や文化が生れる。私たちの駒沢女子大学もそうしたひとつの社会である。この授業では、私たちが学び、そして学生生活を送るこの駒女にふさわしいつどう場としてのかたちを考え、そして実際に設置することで、自分たちの意図したつどいの場が生まれたかどうか検証する。』としています。
また、実際の製作ではデザインした学生をリーダーとしたグループ制作を行うことで、共同作業の楽しさや難しさも合わせて経験し、実社会から要求されるコミュニケーション能力を高めていくことも授業の目的の一つです。
既にニュースNo.45でお伝えしましたように、今年は大学から大学館の食堂脇にある学生多目的ラウンジへの設置依頼を戴き、教職員のみなさんから選ばれた遠藤静織さんの作品「Tsunagaru」も無事完成し、先日設置致しました。前期授業の最終日だったこともあり、まだ中央のプランターボックスには何も入っていませんが、今後学内ボランティアや華道部、お花同行会のみなさんたちの協力により、季節感あふれる演出がされる予定です。
みなさん、おおいにご利用ください。

■ 遠藤静織さんからのコメント
「少人数での制作は予想以上に大変で、大きさや色合いなど不安な点も沢山ありましたが、実際に設置した時の喜びや感動は、今までにないものでした。学生多目的ラウンジを少しでも明るく、駒女らしい場所にしたいという思いから一生懸命取り組みました。より多くの方に座って頂き、ラウンジのシンボルになってくれたらと思います。」


三戸美代子准教授+三戸淳(ココアデザイン一級建築士事務所)が設計した「つくえの家」が、現在扶桑社から発売中の「住まいの設計9・10月号」、『最強のローコストハウス』という特集で紹介されました。
この住宅については以前にリビングデザインカフェでも取り上げましたが、段差のある1階LDKを細長いテーブルによってつなげ、狭小敷地×ローコスト住宅であっても、のびやかな空間づくりをめざしたものです。
小さなスペースの中、家族がいろいろな過ごし方をしている様子を、誌面から感じ取っていただければ幸いです。


▼SUMAI no SEKKEI 公式ホームページ
http://www.sumainosekkei.jp/sumainosekkei.php
4年生の科目である「卒業研究」のテーマ発表会が7月16日(土)に行われました。
「卒業研究」とは、空間造形学科での学びの集大成として1年間を通して各自の研究テーマについて調査・研究し、その成果を作品制作や論文にまとめ発表を行う科目です。今回はテーマ発表ということで前期中に決めたテーマに沿って進めた調査やデザイン案などを、パワーポイントを使って発表しました。
空間造形学科では『リビングデザイン』として “くらしの環境” にかかわる空間から道具のデザインまで幅広くそして同時に学ぶため、卒業研究では様々なテーマが発表されます。例えば、都市の再開発や住宅設計、店舗のインテリア計画、タペストリー制作や食器のデザイン、子供用椅子のデザインや照明器具の提案などさまざまです。自分とは異なるテーマを研究する友人の発表を聞くことも大変勉強になり刺激を受けます。
今後は、この発表会で先生や友人からもらえたたくさんの意見を参考にして夏休みにどんどん研究を進め10月の作業報告会に臨みます。
● 学生の感想



去る7月9日のオープンキャンパスでは、「名作イスに座ってみよう!」(担当:榎本文夫教授)というタイトルで体験授業が行われました。今回は、学科所有の名作イス19種類に自由に座ってみて、すわり心地やデザインの違いを体験しながら名作イスについて考えてみる、という企画です。普段はなかなか本や雑誌などでしか見ることのできないイスに実際に触れ、素材の違いなどを確認しながらそれぞれのデザインの名作である由来や理由を学びました。
短い時間でしたが、来場していただいた高校生の皆さんは、同伴されたお母さまと一緒にいろいろなイスを座り比べたり、また熱心に素材の違いについて質問されたお母さんもいらしたりと、楽しい体験授業でした。
実際に身体で経験しながら学ぶ空間造形学科の授業の特徴を感じていただけたら幸いです。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

名作イスに座りながら授業を聴きました。
「インテリアデザインⅢ」の課題として取り組んでいる「住空間ecoデザインコンペティション」の中間講評会が、6月25日(土)に行われました。
このコンペは、建築・環境・デザイン系の学生が、日本の住生活に対する問題意識を高め、今後のあり方を提案するもので、「Real Size Thinking」(原寸大で考える)を特徴としています。2次審査で選ばれたベスト5作品は、原寸大モデルの制作権が得られ、新宿の「リビングデザインセンターOZONE」で展示会が行われます。昨年度は、本学の佐野遥香さん(現:空間造形学科4年生)が見事ベスト5作品に選ばれています。またこのコンペでは、産学連携や学生交流を図ることも重視しているため、途中段階でコンペ運営委員会関係者によるエスキスチェックが受けられることも特徴です。そこで、今回このエスキスチェックを受けるために、コンペ事務局の方々のご協力のもと、新宿で中間講評会が開催されました。
▼昨年度のコンペ最終審査会の様子
http://www.komajo.ac.jp/uni/window/spacedesign/news_2010_02.html#36
コンペの幹事である東京大学大学院の清家剛准教授や、コンペの協賛企業であるクリナップ、積水ハウス、東京ガス、パナソニック電工の設計や企画、開発部門担当者の方々にお集まりいただき、各学生の発表に対して、温かく、そして時には厳しく講評していただきました。学生たちは普段とは異なる環境での講評会ということもあり、大変緊張した面持ちでした。


まだ途中段階なので、7月末の最終提出までに、どこまでステップアップできるかが、次の課題となります。このように学外に出て、社会の第一線で活躍している方々から直接指導していただく経験は大変貴重なものであり、大きな刺激になったのではないでしょうか。
また、今回特別に他大学の発表も、聴講させていただきました。学生たちは他大学のプレゼンテーションを見ることで、さらに刺激を受けたようです。今後の成長がより一層楽しみになった中間講評会でした。
●「住空間ecoデザインコンペティション」とは
地球にやさしい住空間・住環境づくりに向けた社会的貢献と、産業界と学界との連携の推進を目的とした、関西圏と関東圏の2拠点で実施される全国規模の学生コンペティションです。運営委員会、幹事会、協賛企業、サブ協賛企業、後援団体、審査委員会、事務局で構成・運営されています。
HP:http://www.realsize.jp ![]()

去る6月25日のオープンキャンパスでは、「コンピューターを使って住空間をデザインしよう!」(担当:神村真由美准教授)をテーマに体験授業が行われました。
今回は、パソコンでCAD(製図)ソフトを使いながら部屋の3Dパース(透視画)を作ってみるという企画でした。CADソフトを用い、初めての人でも手順通りにやれば3D空間を簡単に作れるよう設定した課題を用意し、部屋の中の家具の形や配置、あるいは壁や床の色や素材感を変えたりして、最終的に自分好みのインテリアパースを描き上げる楽しさを体験してもらいました。
いまや建築やインテリア、あるいは家具等のモノをデザインするために不可欠でありながら、一見すると難しそうな印象のCADソフトですが、意外に簡単に操作出来、デジタルの表示項目を少しずつ変えるだけで全くイメージの違う絵が出来上がるCGの世界は、案外身近で面白く便利だと感じて頂けたのではと思います。
ご来場いただいた皆様には心よりお礼を申し上げます。今後もインテリア、建築、家具、陶芸等の様々な体験授業が目白押しですので、ぜひまた体験していただけたらと思います。

授業風景

国際家具デザインフェア旭川開催委員会主催による「国際家具デザインコンペティション2011」において本学科の榎本文夫教授が988件の応募作の中から前回に引き続きブロンズリーフ賞を受賞しました。
この「国際家具デザインコンペティション2011」は、新しい生活文化の提案と発信を目的として、木製家具デザインの未来を示す役割と、世界中のデザイナーとより親密な国際的交流を図る場として1990年から3年おきに北海道旭川で開催されており、今回で8回目となりました。今回のテーマは、「木製家具」で、地球環境保全とより上質な生活文化向上という大きな目的が背景にあります。
榎本先生は、家具デザインが専門で、近年は環境問題における家具のあり方を考えていて、国内に沢山生えていて 成長がとても早く環境負荷の少ない竹を使った家具のデザインを研究しています。今回はその竹を使ったスツールで授賞しました。
▼受賞作品のHP
http://www.asahikawa-kagu.or.jp/ifda2011/jp/award-winning-2011.html ![]()


6月18日(土)に空間造形学科「インテリアデザインⅠ」の授業で、「TV東京神谷町スタジオ」の見学会を行い、土曜日昼の生放送「田勢康弘の週刊ニュース新書」のスタジオセットや倉庫などTV放送の舞台裏を見学してきました。
見学では、放送前の緊張感あふれる現場でスタジオセットをデザインした小堺デザイナーに説明して頂きました。残念ながら著作権の関係でスタジオセットの写真が載せられないのですが、大人の男性が趣味で集めたコレクションに囲まれた空間でくつろぎながら一週間のニュースを振りかえるというイメージでセットを計画され、クレーンカメラから色々なアングルで撮影できるようにレイアウトされた書斎机、渡り廊下、書棚、壁の角度、小道具の配置など、多彩な仕掛けのお話をお聞きすることができました。


今回は、11時からの生放映のため見学は8時半集合、9時からの見学となり、現場では小堺デザイナーと宇野デザイナーが早朝から準備をしてくださり、実りの多い見学会となりました。
TV東京アートの皆様、有難うございました。
空間造形学科の授業では、実際の現場を見て体験することでリビングデザインへの理解を深めることを重視しています。今後の授業では、この見学会で学んだことを生かしプレゼンテーションを行う予定です。

スタジオ倉庫で全員集合

去る6月11日のオープンキャンパスでは、「建築デザインってどんな仕事?」(担当:三戸美代子准教授)をテーマに体験授業が行われました。今回は、建築デザインについて親近感を持ってもらいたいという希望も込め、ミニミニ実習を企画しました。
この実習は、空間をデザインする過程で重要な要素である、「関係性のデザイン」(ヒトとモノとの関係性を決めていくこと)を部分的に体験し、「建築デザインの原点って案外シンプルなことなのだ」と感じてもらうことが狙いです。具体的には、住宅のLDKやその他の機能をさまざまに配置することによって過ごし方の可能性を想定するというものです。限られた時間の中で作業がすすむように、それぞれの機能を示すコマは事前に用意しました。あとはコマを自由に切って使い、パズルのように張り合わせたり重ねたりしながら、自分の思う配置を決定してもらいます。
来場していただいた皆さんには、非常に短い時間ではありましたが、こちらが想定していた以上に個性的なアイディアを提案していただきました。また、終始集中して作業されていた姿が印象的で、実際に手を動かして何かを考えるという空間造形学科の授業の特徴の一端を体感してもらえたのではと思います。
ご来場いただいた皆様には心よりお礼を申し上げます。

授業風景
空間造形学科3年の科目「インテリアプロダクト研究Ⅲ」では、「つどうかたち」という課題で、毎年学内に駒女の学生の集える場つくりのため、ベンチをデザインし実際に設置しています。
例年ですと、学生たちが学内で集うのにふさわしい場所とかたちを提案し、みんなで投票して制作するデザインを決めていましたが、今年は大学館の地下に「学生多目的ラウンジ」がつくられ、大学からそこにベンチを置けないかとのお話しをいただき、今年はそのラウンジに置くことを条件にして、5名の学生がふさわしいベンチのデザインに挑戦しました。そして、6月8日に学生支援委員の先生方や学生支援課のみなさん、そして副手さんたちに集まっていただき、図面と模型を使ってのプレゼンテーションを行い、設置するベンチの投票会を行いました。

学生の説明を熱心に聞き入る先生や職員のみなさん
その結果、選ばれたのは遠藤静織さんの「TSUNAGARU」という作品で、観葉植物や花が飾れるプランターボックスを中心に5本のベンチが放射状に延びているデザインです。その他にも、本箱がベンチになっていて学生同士が読み終わった本や雑誌などを持ち寄り、そこに座って自由に読んだり交換したりできる「DECOBOOKチェア」という作品や、「つながる」の「つ」の字をモティーフにして学生たちが輪になって集えるベンチの提案だったりと、どれが選ばれてもいいほどの力作揃いでした。

選ばれた遠藤静織さんの作品
作品は7月末には完成してラウンジに設置する予定です。設置の様子はまた報告しますのでお楽しみに!
6月4日(土)に空間造形学科1年生・基礎ゼミⅠの授業で、川崎市にある「日本民家園」を見学してきました。「日本民家園」は生田緑地内にある、日本各地の民家など25棟の文化財建造物が移築された野外博物館です。
今年は早い梅雨入りとなり、天候が心配されましたが、当日は快晴。夏を思わせる日差しが降り注ぎましたが、「日本民家園」は広大な緑に囲まれており、気持ちの良い環境での見学会となりました。
3つの班に分かれ、事前学習で話し合った内容をもとに、写真やスケッチなどで記録をとりながら、日本の民家について学びました。数棟の民家では、ボランティアの方が保存のために囲炉裏で火を焚いたり、わら細工を実演したりしており、民家の特徴や当時の暮らし等について解説していただきました。囲炉裏で火を焚き、茅葺き屋根を煙でコーティングさせることより撥水効果が高まり、屋根を長持ちさせることができるそうです。

藁縄の作り方を体験しました。

また、土曜日ということもあり、民家園には多くの方々が訪れていました。民家のスケッチに励む他大学の学生にも出会い、緻密なスケッチに皆で刺激を受けました。
毎年、基礎ゼミの授業の一環として行われているこの見学会は、空間造形学科の基本となる建物やそのインテリア、そこで使われていた家具や道具を実際に見て、体験することで、リビングデザインへのより深い関心を深めてもらうことを目的としています。 今後は、見学会で学んだことを写真やスケッチとあわせてレポートにまとめ、班ごとにプレゼンテーションを行う予定です。

民家園の入口で全員集合