合格目指して、和やかに頑張っています! ~心理学検定と大学院受験のための勉強会~

心理学に興味のある方、そして、将来は心理学を活かした専門職につきたいと考えている皆さんはきっとご存知だと思いますが、日本には、大学卒業レベルの心理学の知識を証明する「心理学検定」(日本心理学諸学会連合)という資格があります。また、臨床心理学の専門的な学びを深め、心理の専門職として働くためには、「臨床心理士」(日本臨床心理士資格認定協会)という資格を取得することが現時点での最も一般的な進路となります(註)。このためには、受験資格の得られる指定大学院に入ることが近道です。こうした資格に挑戦することは、将来の仕事に活かすためだけでなく、大学での学びを充実させるためにも、とても有意義な経験になります。

駒沢女子大学には、そんな夢や目標を目指して頑張る学生をサポートする、勉強会があるのです。ずばり、臨床心理士養成の指定大学院(Ⅰ種)である駒沢女子大学大学院臨床心理学専攻が主催する勉強会です!

といっても、そんなに堅苦しい勉強会ではありません。2週間に一度、金曜日のお昼休みに集まって、心理学検定の問題集を解くことが活動内容です。皆、お昼ごはんを持ち寄って、食べながら話しながら和やかなムードで勉強をしているのです。

一通り問題を解いたら、大学院生の先輩の出番です。臨床心理学専攻の現役の大学院生たちが、心理学検定や大学院受験に役立つ参考書の記事を配布してくれて、分かりやすく問題を解説してくれます。大学院生たちからは、問題の解き方だけではなく、目標に到達するために日頃どのように勉強したらいいのか、どんな参考書がお勧めか、どのくらいのペースで勉強したらいいのか、大学院生活はどんな様子なのか…など、貴重な情報をいっぱい聞くことができます。先輩自身も通った道だからこそ、とても親切に相談に乗ってくれるのです。

写真中央の修士課程1年生の先輩も、昨年度の勉強会に出席していました。学部時代に頑張った甲斐あって、見事に心理学検定と大学院に合格しました!自らの経験があるからこそ、親身になって後輩の相談に乗ってくれます。

7月17日には、前期の勉強会に休まず出席した学生に、臨床心理学専攻主任の松岡先生から皆勤賞が渡されました。皆、達成感からか、とても嬉しそうな表情でした。

大学院臨床心理学専攻主任の松岡教授より、皆勤賞の賞状と賞品が手渡されました。

後期の勉強会も、一緒に頑張りましょう!

8月には、年1回の心理学検定試験の本番があります。勉強会に参加している過半数の学生が受検します。頑張った成果を思う存分発揮して、秋には、良い報告が聞かれることを期待しています。

(註)平成27年9月に心理職の国家資格化を定める法律である「公認心理師法」が成立しました。今後は国家試験の受験資格となるカリキュラムが定められ、大学や大学院の学びがより充実することになりますが、これまでの検定や大学院試験で求められてきた心理学や臨床心理学の基礎は、変わらず重要な部分を占めることでしょう。

文責:藤川 麗

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