海外の幼稚園で働く卒業生(2010年卒業・土屋さん)

駒沢女子短期大学・保育科には、伝統的な歴史と多方面で活躍する卒業生がいます。実習生が、卒業生から直接指導を受けることは多々あります。園長先生や主任の先生となった卒業生がいる園へ就職するということもしばしばです。
この先輩たちから、私たちは何を引き継ぎ、何を伝えていけばよいのか、様々な場面で活躍する「卒業生の今」を紹介しながら、駒沢女子短期大学・保育科の伝統を学んでいきたいと思います。

2010年に卒業した土屋さんは、卒業後、品川区の小野学園幼稚園に就職し、6年間担任として勤務しました。昨年度、兼ねてからの夢であった青年海外協力隊を受験し、見事合格しました。JICA訓練所で2カ月間の訓練を受けた後、エチオピアに派遣されました。現地の幼稚園教諭として、エチオピアの未来を担う子どもたちの教育に携わっています。
出発前には久しぶりに母校を訪れ、派遣決定の報告をしてくれました。6年間で身につけた幼稚園教諭としての逞しさと、これから向かう先での活動に期待感いっぱいの生き生きとした表情の土屋さんでした。

以下は、渡航後に土屋さんからお知らせいただいた現地の様子です。
「渡航後、先輩隊員にさっそく幼稚園の卒園式に連れて行っていただきました。初めてのミニバスを乗り継いで、スリに合わないように細心の注意を払いながらドキドキの大冒険でした。
初めて目にしたアフリカの幼稚園は、想像とは違い、カラフルな壁面装飾に小さな椅子、園庭にはブランコやシーソー、回転遊具などが設置されていました。設立されてまだ1年という小さな幼稚園でしたので、卒園児は僅か3人でしたが、その分、日本のようなきめ細やかな関わりのある保育をしているような印象を受けました。
最初の2ヶ月間は、同期の隊員と共にオリエンテーションやアムハラ語の授業などに追われる毎日ですが、楽しみながら頑張りたいと思います。」
日本にいては、なかなかアフリカの幼児教育の現状を知ることはできせん。そのような中で、熱意をもって青年海外協力隊として旅立った土屋さんを、保育科みんなで応援したいと思います。

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