010:「住空間ecoデザインコンペ」の2次審査会で プレゼンテーションを行いました。

3年次の選択科目「インテリアデザインI」では、カフェなどの飲食店や食品を扱う店舗のインテリア設計に取り組みました。またそれらの課題作品を「Real Size Thinking-住空間ecoデザインコンペ2015」(積水ハウス他協賛)に応募しました。店舗の企画・設計とともに、本コンペで要求されたエコロジーへの配慮や人々のコミュニケーションを促す仕掛けをあわせて考える、頭を悩ませる課題になりました。

6月に新宿パークタワーで行われた全員参加による中間講評会(コメントセッション)を経て、7月末には学生の多様な提案が提出されました。その結果、夏芸純(か けいじゅん)さんの作品が一次審査を通過しました。そこで夏休みの数週間を利用し、作品に磨きをかけて発表用のパネルと詳細なインテリア模型を制作し、9月中旬に行われた二次審査会に臨みました。

  • event_15010_01
    提出したパネル
    別ウィンドウ:PDF
  • 作業中の夏さん
    作業中の夏さん
  • 照明を下部に仕組んだインテリア模型
    照明を下部に仕組んだインテリア模型

提案タイトルは「RAINTERIOR/レインテリア」です。雨水を再利用しながら水の大切さを学ぶ、文字通り室内に雨を降らせるカフェの提案です!水と人の間に生じる様々な問題を一つひとつクリアしながら、魅力ある居場所を目指しました。雨水はガラス天井を伝い、客席周囲に吊り下げられた細いガラス管に導かれます。ガラス管には異なる位置に穴があけられており、それらを順番に弾くと、楽器のように一つの曲を奏でられる仕掛けにしました。

  • 新宿パークタワーで行われた公開二次審査会。審査委員や他大生の前で堂々と発表しました。
  • 新宿パークタワーで行われた公開二次審査会。審査委員や他大生の前で堂々と発表しました。

新宿パークタワーで行われた公開二次審査会。審査委員や他大生の前で堂々と発表しました。

公開で行われた二次審査会では、審査委員である他大学の教授や協賛企業の代表者の前で、24組の大学・大学院生が発表と質疑応答を行いました。国立大学の大学院生や数名のグループによる発表に交じり、中国からの留学生である夏さんは、質疑応答の想定質問なども事前に十分準備したこともあって、堂々と落ち着いたプレゼンテーションを行いました。

公開審査の結果は善戦したものの、惜しくも入賞はなりませんでした。しかし引き続いて行われた懇親会で、審査員の方々から作品についての御意見や御感想を直接伺うことができました。3人の学生が入賞した昨年度のような成果には至りませんでしたが、夏休みの時間を割いて計画的に制作と準備に臨めたことは、夏さんの今後の学生生活や就職活動などに向けて、かけがえのない大きな手応えとなったことでしょう。

  • 左から審査員の積水ハウス(株)藤崎氏、夏芸純さん、双子で同学科生の芸真さん、東京ガス(株)浅輪氏と
    左から審査員の積水ハウス(株)藤崎氏、
    夏芸純さん、双子で同学科生の芸真さん、
    東京ガス(株)浅輪氏と
  • 審査員の建築家、手塚由比先生にコメントをいただく夏さん
    審査員の建築家、手塚由比先生に
    コメントをいただく夏さん

3年 夏 芸純さんのコメント

なお入選作品の展示会ならびに3次審査会が下記の通り開催されます。

住空間ecoデザインコンペティション REAL SIZE THINKING展示会

期間
2015年11月12日(木)~11月24日(火)
場所
東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー1Fギャラリー

住空間ecoデザインコンペティション 3次審査会(公開プレゼン&審査)

日時
2015年11月14日(土)午後

*詳細は、REAL SIZE THINKINGウェブサイトをご参照ください。

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