授業参観のご報告

日本文化学科 千葉 公慈

このたび日本文化学科では、1年生のご家族を迎えて授業参観を行いました。授業は必修科目の「仏教学Ⅰa」で行われた坐禅実習です。場所は坐禅堂を擁した本学の和室研修施設「照心館(しょうしんかん)」で、学生と一緒にご希望の皆さまにも坐禅を体験していただきました。

授業は、季節にちなんだ七夕のしきたりについてのお話を紹介し、続いて簡単な坐禅についての作法の説明をしました。そしていよいよ坐禅。照心館の2階には本学の建学の精神を学ぶ本格的な坐禅堂があり、幽玄な雰囲気の中で短時間ながら坐禅に挑戦してもらいました。

  • 坐禅に参加いただいた皆さま
    坐禅に参加いただいた皆さま
  • 坐禅堂を擁した照心館
    坐禅堂を擁した照心館

近年は「コーピング」や「マインドフルネス」といった概念とともに、「Zen(禅)」は世界中で注目されるものとなりました。しかし、本学で行われる坐禅は、鎌倉時代の曹洞宗の開祖、道元禅師の教えにもとづくものです。伝統的な坐禅の作法にのっとって、本来の禅の素晴らしさを味わっていただけることを願っています。

当日は7組8名のご家族が参加くださり、授業終了後には、基礎ゼミの担任教員が同席して親しく懇談の機会をもちました。紙幅を借りて当日ご参加いただいた皆さまに御礼を申し上げます。

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