第7回オープンキャンパス 国際文化学科体験授業 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、その意外な側面 ~比較文学へのお誘い~

「比較文学」あるいは、「比較文化」という言葉を聞いたことがありますか?これは、大学で始まる新しい学問分野です。その例を、8月22日のオープンキャンパスでご紹介します。

ある朝、極楽のお釈迦様は、美しい蓮のほとりをお歩きになり、蓮の芳香がたちます。

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そして、そのほとりから、地獄をご覧になります。そこには・・・。

泥棒が地獄から蜘蛛の糸をたぐり上がろうとしたお話、「蜘蛛の糸」は、どのようにして生まれたのでしょうか?

芥川龍之介(1892~1927)は、少年のとき読書欲、知識欲が旺盛で、≪仏教説話や古典文学≫に読みふけります。そればかりか中学生の頃からツルゲーネフやイプセンといった≪外国文学≫を英訳で読んでいました。

26歳のとき、こうした古典の知識と驚くべき英語力を縦横無尽に駆使して、短編「蜘蛛の糸」を発表します。

作品の≪材料≫は何だったのでしょう?芥川独自の≪工夫≫は何でしょう?≪外国文学の影響≫って?

わくわく、ドキドキ。謎解きのように、芥川の美の世界を読みときます。「比較文学」の入り口を覗いてみましょう。

日時  8月22日(土) 14:30~17:30
会場  八十周年館2階 16-204

ご参加をお待ちしています。

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