「旅行業実務」は、旅行会社での実習を通じて旅行業の実務を理解するとともに、職場体験を将来のキャリア選択の参考にできる、ユニークなインターンシップ科目です。初年度の今回は、国際文化学科3年生13名が、定期試験終了直後の2月上旬から約10日間にわたり、都内および近郊の旅行店で実習を行いました。
履修を希望する学生は、予め「旅行業概論」で旅行業の基礎知識を身につけ、担当教員の面接選考を経て、数回のオリエンテーションを受講します。さらに、実習の心構えとビジネスマナーを理解するため、専門の先生による「マナー講座」も受けました。

担当者の説明を聞く実習生
一方、渉外営業を希望した学生3名は、J社とO社に分かれて、団体手配の補助、必要書類の整備、お客様との電話対応、社員との同行セールスなど、団体営業の基本を学びました。
店頭営業を希望した10名の学生は、T社で実習を行いました。内容は、旅行パンフレットの整理・街頭配布や宅配、接客や旅行手配の補助、旅行券の販売、POP作りなどでした。手が空いたときに旅行端末の機能や、情報検策のやり方を教わった学生もいました。

デスクワークの実習
10日間という短期間の実習でしたので、旅行業の実務を十分に把握したとは言えませんが、最初の緊張が解けるにつれ、日に日に仕事内容が納得できるようになりました。また、職場の雰囲気になれるとともに、社員とのコミュニケーションが深まったことは大きな収穫でした。
実習学生にとっては、旅行業の知識を深めると同時に、仕事の厳しさ・人間関係の大切さなど、社会人として必要なことを学ぶ良い機会となりました。同時に、これから本格的になる就職活動に向けて、モチベーションが高まる実習となったようです。
国際文化学科には、ボランティアに関心のある学生向けに、「ボランティア実習」「ボランティア英語」「地域ボランティア実習」の科目が設置されています。なかでも、「ボランティア実習」では、都内にある国際協力NGOなどを訪問し、その活動について直接話を聞き、またボランティア作業を実際に体験することができます。
今回は、国内のNGOでは“老舗”の「難民を助ける会」で、アフガニスタンでの地雷被害者支援と地雷回避教育の活動の説明を受けた後、ボランティア作業に加わらせていただきました。

「難民をたすける会」で作業を体験する
さらに、「JICA地球ひろば」を訪問し、青年海外協力隊でアフリカと中米に滞在された方の体験談を伺い、企画展示「人間の安全保障」を見学しました。


参加した学生たちは、国際協力の重要性を認識したようで、後日、「りんどう祭」の模擬店での収益金の一部を「難民をたすける会」に寄付しました。
英語コミュニケーションコースには4つのゼミがあり、各ゼミで3年生と4年生が一緒に授業を行っています。各学期の終わりには4つのゼミが研究の成果を発表しあう合同発表会を開きます。発表会の運営は、司会や見学者への対応など、すべて学生が行っています。この合同発表会を通じて、社会に出てから必ず必要とされる「聞く」「調べる」「書く」「説明する」という4つの技能に磨きをかけます。1月7日に行われた後期の発表会は、前期よりもさらに内容が充実していました。

比較文化を主なテーマとする井戸ゼミでは、「思いやり~『協調性』と『自発性』~」というタイトルで、日本と西洋の思いやりの表現方法の違いについて比較、考察を行いました。社会的背景と宗教的背景の相違から、同じ《思いやり》でも発露の方法が異なることに着眼しました。そして、身近なところから、すすんで《思いやり》を表現し、行動に移すことの重要性を提案しました。
松山ゼミの「ジェーン・オースティン作品における結婚~お金か愛か~」は、永遠不滅のテーマ「理想の結婚」をイギリスの作家ジェーン・オースティン(代表作: 『プライドと偏見』他)の作品を通じて考えてみました。個々の作品を検証した末、オースティンが考えた理想の結婚とは、「情熱ではなく、理性が生み出す愛による男女の結合」に他ならず、経済力と愛情のバランスが重視されているという結論に至りました。

太田ゼミでは、「英語はどうすれば話せるようになるのか 」というタイトルで、学生が今までたどってきた英語の学習履歴を通して、何が足りなかったのかということを検証してみました。そこから導き出された結論は「聞く・読む」を通じてボキャブラリーを増やすインプットと「話す・書く」に代表されるアウトプットの双方の重要性でした。そして実際に英語は話さないが、もし話すとしたらと仮定した「リハーサル」という作業でも同等の効果が得られる可能性があるということがわかりました。
根本ゼミは「日米のユーモアの相違」というタイトルで、ユーモアを文化的な観点と語用論を中心とした言語学的な観点から考察しました。言語学的には、オチの部分で話題の関連性を保ちながら相手の期待を裏切るという構造に日米の共通性が見られました。一方、文化的には、相手の気持ちを察する文化を持つ日本と、そうではないアメリカ文化では、ユーモアが使われる目的も異なり、またユーモアで扱われる内容にも差が見られるということを主張しました。
各発表後には、質疑応答とリアクションペーパー記入の時間が設けられています。今回は特に活発な質問が続き、発表者を援護して他のゼミ生が質問に答えるというチームワークの良さを発揮したゼミもありました。

発表者全員が最後に感想を述べました

国際文化学科では2年生を対象とした海外留学制度を設けており、後期の約6ヵ月間、本学と提携しているオーストラリア・ニュージーランドの大学および語学学校で約600時間の授業を受けることができます。留学中の成果は卒業単位として認定されます。
ホームステイを通じて英語を身につけるだけではなく、英語圏の人々の考え方や生活習慣への理解を深めることも目的のひとつです。また教室で知り合うさまざまな国籍の学生からは、英語圏以外の国のことを知ることができます。留学を通して得られた貴重な経験は、学生をひと回り大きく成長させてくれます。
間もなく6ヶ月の滞在を終えて帰国する3人に留学体験記を送ってもらいました。

海外留学しようと思った理由は、英語力を伸ばして自分に自信が持てるようになりたかったからです。高校の時から英語は得意科目ではなく、英語の勉強からは遠ざかりがちでした。そのため、オーストラリアに到着してから最初の1カ月間は不安と緊張でいっぱいの毎日でした。

学校ではライティング、グラマー、リーディング、リスニング、ディスカッションなど多種多様な授業構成で、基礎から応用まで学びます。先生はアクティブで時には踊り出したりすることもあります。モナッシュ大学は自己学習を推進していており、放課後の2~3時間は自習室を使ってセルフスタディーをします。特に宿題や授業内で行われるパワーポイントの作成は自習時間を使って行います。

授業でクリケットをしました
土日は友達と一緒にショッピングに出かけたり、映画を観たり、ビーチでバーべキューをしたりしています。12月からはボランティアを始めました。このボランティアはメルボルンの地元の人たちと共同で作業をするので自分自身の英語の勉強にもなります。
私の留学期間が終わるまであと一カ月を切ってしまいました。本当に時間がたつのが早かった気がします。残りの時間をいかに充実させられるかが今後の目標です。

初めは分からないことばかりで、生活習慣の違いや学校の授業に戸惑い、英語力の無さには愕然とし、すべてが大変でした。しかし、海外で生活していると日本では味わえない多くの出来事を体験でき、たくさんの人との出会いがあるので、毎日とても楽しく過ごしています。同時に、自分自身で考えることも増えて良い刺激になっています。残りの2カ月、挑戦できることには挑戦して、有意義な生活を送りたいと思っています。
私にとってこの留学が初めての海外体験だったので、出発の当日は飛行機に乗って一人になったとたんに不安でいっぱいになりました。しかし、優しく接してくださるホームステイ先の家族や楽しい授業をしてくださる先生方、たくさんの異なった国の友人と出会い、今では不安もなくなり、毎日が充実しています。

私は今、ニュージーランドのワイカト大学で英語の勉強をしています。先生は皆さん親切で面白い人ばかりです。クラスメイトはさまざまな国から来ているので、ニュージーランド以外の文化や言語にふれることもできます。友達やホストファミリーともっとたくさん話したいという気持ちから、日本にいた時よりも英語の勉強に一生懸命取り組むようになりました。ホストマザーに「英語が上達したね」と言ってもらえたときは、とても嬉しく感じました。ニュージーランド生活も残り1ヶ月となりましたが、これからも全力で頑張ります。
観光文化コースの専門ゼミでは、2年間をかけて各地の文化・歴史・観光資源などについて研究し、発表を重ね、その集大成として毎年12月に合同ツアープラン発表会を行っています。今年の発表会は12月11日に行われましたが、発表時間を昨年より5分長い25分としたため、さらに充実した内容となりました。

動画を使ったプレゼンテーションもありました
イタリア・フランスの映画を巡る旅、クリスマスシーズンのシカゴとニューヨークを映画と音楽で巡る旅、バレンシアの火祭りとバルセロナ観光を中心にしたスペインの旅は、それぞれに明確なテーマ性がある楽しいプランになっていました。バリ島への7日間の旅は、実際に自分たちの手でプランを立て、予約をして実行した旅の報告でもあったので、生の情報が満載でした。また、夫婦・親子の愛を深めようという家族向けのドイツ旅行は、テーマパーク巡りを中心としたユニークなプランでした。どのゼミも発表ではパワーポイントを駆使し、写真や情報のつまったパンフレットは美しい仕上がりになっていました。

美しい仕上がりのパンフレット
各ゼミの発表の後には5分間の質疑応答の時間が設けられ、司会の学生たちの手で進行もスムーズに行われました。
発表会の様子をビデオでご覧ください。
基礎ゼミ恒例の茶道実習が今年も10月から12月にかけて照心館で行われました。初回は2つのゼミ合同で、茶道の心と歴史についてのお話をうかがい、お辞儀、ふすまの開け閉め、正しい歩き方など、和室でのお作法を教えていただきました。

神妙にふすまを開ける練習です
2回目はゼミごとに茶室でのお手前を体験した後、一人ずつお茶を点て、日本の心を味わいました。

留学生が正客を体験しました

泡も残さず飲みましょう
翌週の授業で、先生にお礼状を書きました。その一部を紹介します。
初めに和室のマナーを勉強すると聞いて、できるか不安でした。でも、わかりやすく教えてくださったので、楽しく学ぶことができました。和室での歩き方や、お辞儀の仕方、ふすまの閉め方などとてもためになりました。

今回の目玉とも言える見学先は、今年オープンしたばかりのマリーナ・ベイ・サンズでした。これは、大型コンベンションセンター、有名レストラン、巨大ホテル、カジノ、ショップ、エンターテインメント施設などからなる高級総合リゾートです。55階建てのホテルは屋上で3棟がつながっています。屋外プールを中心としたスカイガーデンになっているユニークな造りに一同目を見張りました。
海外の観光事情を理解することを目的とした「旅行実務」のシンガポール研修旅行が、今年度も9月2日〜6日の日程で実施されました。参加者は、国際文化学科の3年生1名、2年生14名の計15名でした。

恒例のJTBシンガポール支店訪問では、研修旅行担当マネージャーからのレクチャーと活発な質疑応答の後、オフィスを見学させてもらい、旅行手配の現状の一端に触れることができました。

シンガポール国立大学での交流も学生達にはとても好評でした。日本文化研究会学生有志との交換発表会では、シンガポール大学側が「シンガポールの教育制度」、「シンガポールのツーリズム」というテーマで発表し、本学は「駒沢女子大学の学生生活」を紹介しました。夜の交歓食事会では会話がはずみ、食事の後も夜の街を案内してもらい交流を深めました。

自由行動日には、出発前に作成した日程にもとづき、班別に行動しました。人気を集めたのはセントーサ島にある「リゾート・ワールド・セントーサ」でした。ユニバーサルスタジオで数々のアトラクションを楽しみ、親しくなったシンガポール国立大学生に案内されて、博物館などを見学する班もありました。
また、昨年本学を卒業し、現在シンガポール航空のキャビンアテンダントとして活躍している先輩が仕事の合間を縫って大学訪問とホテル見学に同行してくれて、励ましやアドバイスをもらったことも大変有意義でした。
今年度の英語集中合宿は9月12日〜14日、箱根にある本学のセミナーハウスで行われました。例年より参加者の数が少なく、8人に対してネイティヴの先生2人という英語の勉強には理想的な環境でした。4人ずつのグループに分かれての様々なアクティビティ、全体でのゲームなどが全て英語で行われ、充実した「英語漬け」の合宿となりました。

This year’s English Summer Seminar(ESS)was in a word, FANTASTIC! As this group was smaller than usual, Professor Jeff. B. Jones and I, Anne Wishart Young, were able to give all students a great amount of concentrated time each. They also helped and encouraged each other to use English freely in a wonderfully friendly atmosphere at Komazawa Hakone Seminar House.
Beyond engaging in many lessons, starting from the first night with English Language games and activities, to the second day where four students at a time were alternately taught by us, we were also able to do some ‘Right Brain Thinking’ sessions that accelerate language learning.
The ‘de-stressing’ of students' attitudes towards using English as a Second Language, has always been of paramount importance for all ESS experiences. They were challenged, but were not worried about expressing themselves in English, rather they found it enjoyable. What we did was to create an English home stay atmosphere right here in Japan.
Anne Wishart Young


開設されてから4回目を迎えた「ホテル実務」は、ホテル業務を体験することにより、ホテルの仕事について実践的な知識を得ると同時に、卒業後の進路選択へのアプローチともなる実習体験授業です。今年度は8月中旬から2~3週間、国際文化学科3年生8名が履修いたしました。
この科目を履修するためには、事前に「ホテル実務論」を受講し、ホテル実務の基礎を学んでおかなければなりません。希望者は面接による選考を経た後、昨年度履修者の体験談を聞き、元ホテルの人事担当者による実習に向けての心構えなどのオリエンテーションを受けました。
実習は都内及び浦安市・横浜市内の一流ホテル5社にお願いし、宿泊部門(ロビー、客室)や料飲部門(レストラン、宴会)など、ホテルの代表的な業務を体験させていただきました。ホテルの勤務シフトに従い、社員と同じ内容の業務に就くため、最初は緊張して苦しんだ学生もおりましたが、次第に仕事にも慣れ、職場のスタッフともコミュニケーションが深まって、全員無事実習を終了いたしました。
例年より実習期間が若干短縮されましたが、仕事の厳しさや人間関係の大切さを身をもって知ることができ、社会人として巣立つための貴重な体験となりました。それぞれが自分に対し自信を持つことにつながったようです。
国際文化学科2年の甲斐愛望さんは、この夏CIEE(Council on International Educational Exchange国際教育交換協議会)を通じて、フランスでボランティア活動を体験してきました。海辺の町での忘れられない体験談を紹介します。

▲ 右端が甲斐さん
私は夏休みを利用して、8月16日から9月4日までフランスのマルセイユから電車で2時間くらいのところにあるトゥーロンという町に滞在し、地元のユースセンターでボランティア活動をしてきました。行き先は、CIEEが紹介している世界各国の様々なボランティア活動地の中から選びました。費用は参加費の47,000円と現地までの交通費で、あとはお小遣い程度でよく、ボランティア先での宿泊費や食費などは全て請負先の団体が負担してくれます。ボランティア活動の内容は場所により様々で、ヨーロッパの国々では古城の修理、地元のお祭りの準備・運営、ハイキングコースの整備などがありますが、私は地元のユースセンターの壁のペンキ塗りをしました。

▲ 午前中はもくもくとペンキ塗りにはげみました

この活動の魅力の一つは、世界各国の若者達と寝食を共にできることにあります。私のチームはセルビア、チェコ、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、韓国、日本の国籍を持つ同世代の13人で、英語を共通語としてコミュニケーションをとっていました。ボランティア先によって一日のスケジュールは違いますが、私達の場合は平日の午前中ワークをし、午後と土日はみんなで観光に出かけたり、海や山に行ったり、それぞれの国でお馴染みのちょっとした遊びやゲームを教えあって遊んで過ごしました。
食事の支度は当番制で、3食必ず全員で食べました ▶


「僕の焼いたパイがおいしければキスして
ね!」

▲遠足で出かけた町で見かけた屋台の
オリーブ屋さん
現地集合・現地解散、共通語は英語ということで出発前はいろいろなことが不安でしたが、幸い良い人達に巡り会え、何のトラブルもありませんでした。英語については、言語はコミュニケーションにおいてひとつのツールにしかすぎず、上手にしゃべれるかどうかよりも伝えたいという気持ちが何よりも大切なのだということを学びました。それに加えて、私はいつも笑顔でいることを心がけていたためか、周りの人から気軽に声をかけてもらえ、フランス語しか話せない地元の方々とも仲良くなることができました。慣れない環境で普段使わない言葉を使う生活でしたが、それでも3週間毎日楽しく過ごせたことで、自分に少し自信が持て、度胸がついたと思います。今では世界中に友達ができ、次はいつ会おうかとFacebookを使ってよく話しあっています。

▲ 抜けるような青い空と海

▲ 夕焼けの写真を撮ろうと浜辺まで歩きました
「観光実務」は、旅行社に勤務する方を講師に招き、添乗員の業務を中心として、旅行業界の現状と旅行業務全般について学びます。そのほか、今年度は時刻表の利用方法を学んだり、ガイドブックやインターネットを使って、研修で行く箱根のツアープランを作成しました。 また、「観光実務」では学外研修を2度実施しました。1回目は講師が勤務する団体旅行を専門とする旅行会社を訪問し、実際にどのように業務が行われているのかを見学しました。私たちが普段目にする旅行社の業務はカウンターでの接客ですが、なかなかみることができない団体旅行の業務を見学する機会に恵まれました。「こういう旅行社でぜひ働いてみたい。社員の方々がいきいきと働いていて、さすが日本でトップクラスの旅行会社だと感じました。これからの就職活動に向けて頑張らなければという思いを新たにしました」という感想が多数聞かれました。
2回目の学外研修は1泊2日で行う箱根研修旅行で、以下はその概要と報告です。初日の主な訪問先は彫刻の森、箱根関所、箱根神社、2日目は箱根ガラスの森、大涌谷、箱根・宮ノ下富士屋ホテルでした。研修では、バス車中での挨拶、旅程の説明、訪問先のガイドのほか、バスやフェリーの乗降時における点呼・引率、レストランや宿泊先などへの「入れ込み電話」による確認、宿泊先でのチェックイン・チェックアウトなど、講師からアドバイスを受けながら広範囲におよぶ添乗員としての業務を体験しました。


初日の研修が終わり、宿泊先の本学園セミナーハウスに到着してからは、講義や研修で学んだ内容についての小テストが実施され、テスト後には講師よる解説がありました。
2日目は観光スポットのほか、富士屋ホテルという日本を代表する老舗リゾートホテルを見学しました。同ホテルは、チャップリンやジョン・レノンをはじめ多くの著名人が宿泊したことでも知られています。学生は事前にホテルの歴史について調べていたこともあり、ホテルの方の説明に聞き入っていました。

6回目となるモンゴルでの国際協力実習が2010年8月31日から5泊7日の日程で行われました。実習の目的は、モンゴルで日本が行っている政府開発援助(ODA)の実際を知り、ウランバートルの2大学の日本語学科の学生と交流を行うことで、国際文化学科の3年生8名が参加しました。

| 8月31日 | 成田空港発 インチョン空港経由でチンギスハーン空港到着 |
| 9月 1日 | JICAモンゴル事務所で岩井次長よりODA全般の説明と質疑 青年海外協力隊の活動現場ジェンダーセンターとセトゲムジ学校訪問 |
| 9月 2日 | JICA廃棄物プロジェクトについての説明を受けた後、廃棄物処分場を見学 日本大使館・城所特命全権大使よりお話をうかがう |
| 9月 3日 | オトゴンテンゲル大学訪問 日本語学科学生と交流 イフザサク大学訪問 日本語学科学生と交流 イフザサク大生とともにザイサントルゴイの丘へ |
| 9月 4日 | テレルジ ゲルキャンプ滞在 |
| 9月 5日 | ウランバートルに戻り市内見学(ガンダン寺ほか) 国立劇場でモンゴル伝統音楽と舞踊を鑑賞 |
| 9月 6日 | モンゴル日本センターで所長と職員から活動状況の説明と質疑 モンゴル歴史博物館見学 チンギスハーン空港発 |
| 9月 7日 | インチョン空港経由で成田に帰着 |

8月7日のオープンキャンパスでは、昨年度に引き続き「国際文化フェスタ」を開催し、午前は在学生、午後は卒業生をスピーカーに迎えてシンポジウムを行いました。

在学生のシンポジウムは、学外実習プログラムの成果を考えるものでした。昨年度6ヶ月のオーストラリア留学、2週間のニュージーランド英語研修、8日間のモンゴル国際協力実習、5日間のシンガポール海外旅行研修に参加した3・4年生が、それぞれ体験談を披露しました。

英語が聞き取れなかったり、バスの乗り方に戸惑ったり、食あたりしたりと、それぞれ困った体験もありましたが、どのプログラムでも様々な人々とふれあう異文化体験ができ、それによって視野が広がったことが最大の成果だったようです。チャレンジ精神をもつことの大切さを感じ、もっと英語が話せるようになりたい、世界と関わりたいという気持ちにさせられる学外実習だったことが報告されました。
午後は外資系ホテルを経て航空会社へ転職し、客室乗務員となったJさん、小学校教員のMさん、鉄道会社勤務のTさんという、職種も卒業年も違う3人の卒業生を迎えました。最年長のJさんは、3年間のホテル勤務で学ぶところは多かったものの、さらにサービス業を極めたいという気持ちから、現在の会社に転職したそうです。落ち着いた軟らかい物腰と美しい言葉遣いが印象的でした。


Mさん
3年生の担任をしているMさんの話からは、元気一杯な小学生との生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。在学中受けた教職課程の厳しい授業では「どうやったら理解してもらえるか」を学びましたが、身につけたことがそのまま今の仕事に活かされているそうです。
鉄道業務に携わるTさんからは、接客する相手によって必要とされる情報が異なるので、何を言うべきで、何を言わないでおくべきかの見極めが難しいという体験談がありました。
国際文化学科在籍中は特にゼミの先生にお世話になり、悩んでいるときに背中を押してもらえたこと、いつも見守ってもらえたことに対する感謝の言葉も聞かれました。これから入学して来る方達に対しては、大学では何にでも興味を持って取り組んで欲しいというアドバイスがあり、参加者全員熱心に聞き入っていました。
昼食は、今回のオープンキャンパスに参加した全員に、6カ国の料理の中から好きな物を選んで食べて頂きました。

英語コミュニケーションコースのゼミは、3年生と4年生が一緒に授業を行っており、各学期の終わりに、4つのゼミが個人あるいは共同で行った研究の成果を発表しあう合同発表会を開きます。前期の発表会は7月9日に行われました。

比較文化がテーマの井戸ゼミでは、「女性の美 ~化粧は時代を超えて~ 」というタイトルで、西洋と日本における美への関心の変遷について、「化粧」と「女性の立場の変化」を関連付けて考察しました。はっきりした口調の発表は分かりやすく、入念に準備されたレジュメと抜群の操作力のパワーポイントも効果を発揮しました。質問にも適格な答が返ってきて、ゼミのチームワークの良さが表れていました。
松山ゼミの「ちびくろさんぼ・・・・・・?」は、幼い頃大好きだった絵本『ちびくろさんぼ』がなぜ回収され、手に入らなくなってしまったのか、その要因を探るものでした。この研究は素朴な疑問に基づいて今年度新たに始められたものですが、太田ゼミ、根本ゼミの発表テーマは昨年度から継続しているものです。
太田ゼミでは、前回「第二言語習得理論に基づいた効果的な学習法」について発表しましたが、その中で動機付けがとても大事なことが分かりました。そこで今回は「Change!!! あなたの英語学習法 続編 ~学習における動機付けとは~ 」というタイトルで、どのような動機付けが英語学習を促進するのかに焦点を絞りました。全員で集まる機会がなかなかもてず、研究をまとめるのに苦労したそうですが、今後もさらに調査・研究が継続されてゆきそうです。
根本ゼミの「完了形+進行形=? ~完了進行形の相的考察~ 」では、前回「進行形の一時的用法と近未来の用法」について発表した学生が中心となり、さらに一歩進めて「完了進行形」とは単に「完了形」+「進行形」なのかという疑問に取り組みました。従来の学習参考書の不備を指摘し、自分なりの分析まで提示した意欲的で中身の濃い20分の発表となりました。

発表者全員が最後に感想を述べました
発表会は会を重ねるごとに研究内容、発表の仕方、学生の手による司会進行など、多くの点で、質が向上してきていますが、今回は継続して一つのテーマを追求する姿勢が際立っていました。
学科3年生の鰐川枝里さんは、6月13日から8月1日までスペインのバルセロナで開催されているGrec Festivalに参加し、日本ダンス界の第一人者勅使川原三郎氏率いるカンパニーKarasのメンバーとして創作ダンス「鏡と音楽 Mirror and Music」に出演しました。

右から二人目が鰐川さん
7月11日にバルセロナ入りし、17, 18日の本番を済ませ、20日に帰国した鰐川さんにインタビューしました。
7月11日はスペインがサッカーのワールド・カップに優勝した日でしたが、町の様子はどうでした?
とても盛り上がっていて、外で遅くまで騒いでいるのが聞こえました。私はホテルでテレビを見て寝てしまいましたが。
翌日から稽古でしたか?
そうです。連日朝から晩まで会場のカタルーニャ国立劇場で練習でした。
観光する暇も、おいしいものを食べに行く時間もなかったのですね。
はい。ガウディのサグラダ・ファミリアだけは歩いて行ってみましたが、列に並ぶ時間がなかったので外側から見ただけでした。でも素晴らしかったです。
本番はどうでしたか?
今までの練習で積み上げてきたことが無駄にならないよう、楽しんで踊ろうと思いましたが、思い切り楽しむことができました。劇場はほぼ満員で、観客の反応は日本公演のときよりよかったです。たくさん拍手を浴びることができて、とても満足できました。
貴重な経験ができましたね。これからもダンスと学業を両立させてがんばってください。
ありがとうございます。

会場となったカタルーニャ国立劇場前で
なお、1976年以来開催されているバルセロナのGrec Festivalは、毎回一つの国に焦点をあてています。今年は日本がその対象となり、市内に設けられた多くの会場で日本のアーティストが様々なジャンルのパーフォーマンスを繰り広げました。茶道、能などの伝統文化ばかりでなく、manga, anime, otakuなどの言葉に代表される日本の現代文化も最近は海外で注目されており、今回のGrec Festivalもその一つの表れとなっています。ご興味をお持ちになった方は、Grec 2010および勅使川原三郎氏のホームページを是非ご覧になってください。
今年度の「東京学」の学外実習は、5月15日に実施されました。この実習の目的は、東京という都市の構造、江戸の文化や町並みが残っているのか、消滅したのかを、実際に歩いて体験することにあります。当日は、好天に恵まれ、爽やかな五月の風を受けながら、上野公園奥にある寛永寺、篤姫霊廟や東照宮、不忍池から湯島天神を回って、東京大学で昼食を取り、地下鉄で六本木に出て、華やかな六本木の大通りを六本木ヒルズまで踏破しました。東京はアップ・アンド・ダウンの多い坂の町だと実感できるかなりハードなコースでしたが、無事にヒルズに辿り着き、本学が協賛している「ボストン美術館展」を最後に鑑賞しました。東京には、江戸情緒を残す上野や湯島と、現代東京のシンボルのような六本木、という対照的な町並が共存することを実感できたようです。
昨年夏、モンゴルで実施した国際協力実習の研究ノートとDVDがようやく完成しました。実習最大の目的は、日本の政府開発援助(ODA)の実際を学ぶことにあります。研究ノートとDVDはその学びの記録であり、さらに本学が国際交流協定を結ぶ2大学の日本語学科の学生との交流も記録されています。図書館に収めましたので、是非ご覧になってください。研究ノートは希望者に配布していますので、ご希望の方は臼井研究室までご連絡ください。

また、本学が所有するゲル(モンゴル式住居)が、山梨県立博物館の「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」で4月17日から5月31日まで展示されています。このゲルは毎年りんどう祭でも設営し、その中で国際協力実習報告会が開催されます。


4月16日は震え上がるほど寒い日でしたが、八王子大学セミナーハウスには午前の授業を終えた1年生が元気に集合しました。

最初に行われた鈴木先生の講演「めざそう、言葉の成人式」では、「事実を曲げることはできないが、表現は変えられる」ことを実例によって学び、言葉を磨くことの大切さを考えました。

夕食後の「6ヶ月留学報告会」は、帰国したばかりの先輩の話だったため、学生たちは熱心に聞き入り、質問が相次ぎました。引き続き行われた「先生方に質問してみよう」のコーナーでは、「先生になったきっかけは?」「学生時代どのように英語を勉強しましたか?」といった真面目な質問から、「今まで何人とつきあいましたか?」「先生はどうしてそんなにかっこいいんですか?」といった質問まで飛び出し、講堂は爆笑に包まれました。

その後、ゼミごとに親睦会を行ってから、11時に消灯となりましたが、明け方近くまでおしゃべりしていた学生たちも多かったようです。夜中に雨は雪に変わり、翌朝はしだれ桜に雪という珍しい景色に迎えられました。朝のゼミの集まりや閉講式では寝不足の顔が目立ちましたが、友達のたくさんできた基礎ゼミ合宿は、この朝の雪景色とともに忘れられない思い出となることでしょう。

新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。4月3日はお天気にも恵まれ、無事入学式をとり行うことができました。式の後、学科説明会にも多くのお父様、お母様、ご家族の方々がご出席くださいました。学科主任のご挨拶と簡単な学科紹介の後、新入生は学生証など配布物の説明を受け、緊張の面持ちのまま、駒沢女子大学国際文化学科の第1日目を終えました。
1年生の皆様が1日も早く新しい大学生活に慣れて充実した日々を過ごすことができるよう、学科全体でサポートして参ります。
