2016年後期 英語コミュニケーションコース合同発表会

英語コミュニケーションコースでは、3年生と4年生が同じゼミに所属して研究活動をしています。各学期の終わりに、3つのゼミが個人あるいは共同で行った研究の成果を発表しあう合同発表会を開きます。12月13日に行われた後期の発表会の内容を報告致します。

  • ト>

井戸ゼミ
“No Dream, No Christmas ~時代を経て3人が紡いだ夢~”

井戸ゼミは、「クリスマス」をテーマに、キリスト教文化の形成を考察しました。クリスマスといえば、日本では12月の楽しいイベントとして捉えられがちですが、実は、古代ローマ皇帝の見た「夢」に端を発し、聖ニコラウ崇拝、ルターの宗教改革などを経て、キリスト教圏の確固たる文化となったことを、明らかにしました。

橘田ゼミ
「これであなたもプロフェッショナル~言葉の壁を乗り越えろ」

Input is necessary in acquiring languages. This time, we focused on listening. Listening is the first step to learn languages. What develops listening skills? Some books show us that shadowing is used in training a simultaneous interpreter. Is shadowing helpful to understand contents deeper and further? We perused papers in the effect of shadowing. We recognize that shadowing helps to improve learners’ pronunciation, intonation and rhythm. We confirm that shadowing also develops learners’ comprehension of the contents. We intend to continue further research on not only listening but also speaking so as to improve learners’ skills.

松山ゼミ
「同性愛要素から見るフランケンシュタインの願望 」

今年度前期に、『フランケンシュタイン』における主人公フランケンシュタインが創り出した人造人間に着目し、本当の怪物は誰か、また、人造人間は怪物かを考察しました。前回に引き続き、今期は主人公フランケンシュタインが妻に抱く感情と、親友クレルヴァルに抱く感情が等質なものであることから同性愛的な要素が読み取れると考えました。そして、フランケンシュタインと親友クレルヴァルの間に見られる同性愛的な感情とフランケンシュタインの人物像に着目し、フランケンシュタインの願望について考察しました。

各発表の後には英語コミュニケーションコースならではの活発な質疑応答が繰り広げられ、会場は熱気に包まれました。

  • ト>

研修・実習・発表会レポート :新着投稿