資生堂寄付講座の6期目を終えて

石田かおり(哲学的化粧論)

今期の資生堂寄付講座「化粧文化論」の授業がすべて終了しましたので、その模様を報告します。
この授業は平成26年4月に始まり、半期完結のため、今期で6期目が終わったことになります。毎回履修する学生が違うだけでなく、資生堂から派遣される実習指導者も違います。これまでの6回を通して同じ人物は、流行の仕組み・化粧品ブランドの仕組み・アートとしての化粧創作、の3つの話題を講義していただく、「マジョリカマジョルカ」というブランドの主宰者、資生堂ヘア&メーキャップアーティストの百合佐和子先生と、授業担当者の私だけです。履修する学生の気質によって毎回違うクラスでも、学生たちの熱意あふれる授業への取り組みといきいきした表情、そして、楽しくなごやかな雰囲気は、6回とも共通です。

  • 眉の描き方の説明を真剣に聞く
    眉の描き方の説明を真剣に聞く
  • 1人ひとりに指導中の資生堂の加納陽子先生
    1人ひとりに指導中の資生堂の加納陽子先生

今年度は内容充実の試みに、前期・後期ともに笑顔講座を追加してみました。日本顔学会理事で、心理学の博士号をお持ちの髙野ルリ子先生のご指導で、学生は自分の表情を振り返り、場面別の印象のよい適切な笑顔を知るだけでなく、使い分けられるようトレーニングもしました。

  • 髙野ルリ子先生による笑顔講座を熱心に聞く
    髙野ルリ子先生による笑顔講座を熱心に聞く

授業の最終回は学生によるグループワークの総仕上げである創作発表会です。今期のテーマと作品をご覧ください。

  • 作品名「ロリポップ」(甘い感じを表現)
    作品名「ロリポップ」(甘い感じを表現)
  • 作品名「ラビットメイク」(目尻と髪型に注目)
    作品名「ラビットメイク」(目尻と髪型に注目)
  • 作品名「渋谷のネオギャル」(ショップ店員のイメージ)
    作品名「渋谷のネオギャル」(ショップ店員のイメージ)
  • 作品名「信号」(バンダナとアイシャドーで色を工夫)
    作品名「信号」(バンダナとアイシャドーで色を工夫)
  • 作品名「季節のメイク(冬)」(氷が2名、バレンタインデーチョコが2名)
    作品名「季節のメイク(冬)」
    (氷が2名、バレンタインデーチョコが2名)
  • 作品名「韓国メイク」(流行中のオルチャンメイク)
    作品名「韓国メイク」(流行中のオルチャンメイク)
  • さいごにモデル役を前列に全員で記念撮影(最後列右端はご講評いただいた資生堂の百合佐和子先生)
    さいごにモデル役を前列に全員で記念撮影
    (最後列右端はご講評いただいた資生堂の百合佐和子先生)

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