資生堂寄付講座の6期目を終えて
2017/01/25
石田かおり(哲学的化粧論)
今期の資生堂寄付講座「化粧文化論」の授業がすべて終了しましたので、その模様を報告します。
この授業は平成26年4月に始まり、半期完結のため、今期で6期目が終わったことになります。毎回履修する学生が違うだけでなく、資生堂から派遣される実習指導者も違います。これまでの6回を通して同じ人物は、流行の仕組み・化粧品ブランドの仕組み・アートとしての化粧創作、の3つの話題を講義していただく、「マジョリカマジョルカ」というブランドの主宰者、資生堂ヘア&メーキャップアーティストの百合佐和子先生と、授業担当者の私だけです。履修する学生の気質によって毎回違うクラスでも、学生たちの熱意あふれる授業への取り組みといきいきした表情、そして、楽しくなごやかな雰囲気は、6回とも共通です。
今年度は内容充実の試みに、前期・後期ともに笑顔講座を追加してみました。日本顔学会理事で、心理学の博士号をお持ちの髙野ルリ子先生のご指導で、学生は自分の表情を振り返り、場面別の印象のよい適切な笑顔を知るだけでなく、使い分けられるようトレーニングもしました。
授業の最終回は学生によるグループワークの総仕上げである創作発表会です。今期のテーマと作品をご覧ください。