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本学科の専任教授、準教授、講師が健康栄養学科で行う講義を、高校生およびご父兄の方々を対象に解り易く解説する企画です。講義の模様をビデオで見ることができます。大学の講義を体験してみましょう。(お断り、ビデオ編集の関係で公開できなかった授業もございますことをお許しくださいませ。)

▼2009年度の体験授業

5月30日(土) 曽我部夏子講師(管理栄養士)
栄養学(知って得する?健康美人になるための栄養学)
6月13日(土) 田中弥生准教授(管理栄養士・NST専門療法士)
臨床栄養学(防ごう!!メタボリックシンドローム)
6月27日(土) 三浦麻子講師(管理栄養士)
応用栄養学(子どもの食事について考えよう)
7月11日(土) 佐藤勝重教授(医師・医学博士)
解剖生理学(ヒトは栄養素をどうやって吸収するのかな?)
7月25日(土) 高橋史江准教授(管理栄養士)
栄養学(「栄養」を探しながら考えてみませんか?)
8月8日(土) 田中弥生准教授(管理栄養士・NST専門療法士)
臨床栄養学(栄養サポートチームにおける栄養管理)
8月16日(土) 曽我部夏子講師(管理栄養士)
栄養学(知って得する?健康美人になるための栄養学
8月21日(土) 三浦麻子講師(管理栄養士)
応用栄養学(母親の食事について考えよう)
8月29日(金) 佐藤加代子教授(管理栄養士)
公衆栄養学(食べて得する朝ごはん!)
9月26日(土) 高橋史江准教授(管理栄養士)
「栄養学」?ご一緒に考えてみませんか?

 

9月26日(土) 体験授業 「栄養学」?ご一緒に考えてみませんか?

高橋史江

本学科准教授の高橋史江先生(管理栄養士)が「栄養学」?ご一緒に考えてみませんか? というテーマで体験授業を行いました。

 日常生活の中で耳にする言葉、その一つに「栄養」があります。今回これに「学」をつけた「栄養学」について考えてみたいと思います。

   Q  「栄養学」ってご存知ですか?
   A1 聞いたことはあるけど…。
   A2 単語として見たことはあるけど…。

 そうなんです。確かに何処かで聞いたり見たりしたような単語ではありますが、説明しようと思うと難しいですよね!
 ということで、皆様と一緒に栄養学を探しながら考えてみました。
 「栄養とは?」「栄養素とは?」そして本題である「栄養学とは?」「これまでの栄養学」「これからの栄養学」更には、「公衆衛生学」「解剖生理学」「調理学」「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」等に話が進んで行きます。

 今回は「栄養学」といってもほんの触り程度でしたが、それでも大変奥深い学問であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。これをきっかけに一人でも多くの方に興味を持っていただければ幸いです。
 なお、これらの科目を専門的に勉強することで取得できる資格に「栄養士」そして「管理栄養士」があります。

 駒沢女子大学人間健康学部健康栄養学科も卒業と同時に「栄養士」と「管理栄養士国家試験受験資格」を取得できる施設の一つです。

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8月21日(金) 体験授業 「応用栄養学」

三浦麻子

専任講師の三浦麻子先生(管理栄養士)が「応用栄養学」の体験授業を行いました。

 この体験授業では、ライフステージの中でも特に“母親”の食事に焦点を絞ってお話ししています。

 母親といっても、ここでの対象は妊娠中または授乳中の女性です。期間としてはそれほど長くありませんが、母親の栄養状態はその子どもにとって非常に影響が大きいため、女性の皆さんには特に母親の食事の重要性をしっかりと理解しておいて欲しいものです。

 例えば、葉酸やカルシウム、鉄など栄養素の役割とは?いつ頃から、どれだけ摂取しておけばいいのか?母親の栄養素の過不足が子どもに及ぼす影響とは?…など、体験授業ではほんの一部の話だけになりますが、大学の授業ではより広く深く学んでいきます。

 母親の食事といっても、将来の母親予備群である高校生の皆さんの現在の食事もとても大切になりますので、ぜひ一緒に考えてみませんか?

7月11日(土) 体験授業

佐藤勝重

佐藤勝重教授(医師・医学博士)がオープンキャンパスで高校生に講義をしました。佐藤先生は本大学では、解剖生理学、解剖生理学実習、病理学の授業を担当する予定です。

 どうして解剖生理学を学ばねばならないのでしょう?

 「解剖生理学」という言葉に、皆さんはどのようなイメージをいだかれるでしょうか?多くの方は、難しい、わかりにくい科目という堅いイメージをいだかれるも知れません。実際、管理栄養士養成学科では最も難解な科目であり、国家試験でも問題が難しいと感じている学生さんが多いようです。では、なぜこれを学習しなくてはいけないのでしょう?

 最近の健康ブームにのり、テレビや雑誌などには「メタボリックシンドローム」や「高脂血症」といった様々な医学用語が氾濫しています。これまで、病気に対しては「治療」の方に目がいきがちでしたが、医療費が年々増加していることや、病気の原因が解明されるにつれ、「病気を予防すること」がこれまで以上に重要となってきています。管理栄養士は、医師や看護師、薬剤師の方々と協力して健康人の病気の予防や、患者様の治療に関わっていくことが必要となってきています。メディカルスタッフの一員として、ベットサイドで様々なディスカッションをする必要がでてきています。従って、病気に関する知識が必要となります 。

 「病気」に関することは、「病理学」や「臨床医学論」で学習することになりますが、その前に、人体の構造と機能に関する知識、言いかえると、「正常な人間はどのような構造からなっているのか、それがどのように機能しているのか」ということを知っている必要があるのです。「解剖生理学」ではこうしたことを勉強していきます。

 講義では、内容を羅列してただ覚えることよりも、考えながら理解し覚えていって「知識を体系化する」ことに主眼をおいて、いっしょに勉強していきたいと考えています。皆さん、駒沢女子大学で、人体の構造と機能について考えてみましょう!(2009年7月11日)

6月27日(土) 体験授業 「応用栄養学」

三浦麻子

専任講師の三浦麻子先生が(管理栄養士)「応用栄養学」の体験授業を行いました。

 今日は私が担当する科目「応用栄養学」の授業では、一体どんなことを学ぶのか、その内容の一部をご紹介いたします。

 「基礎栄養学」では、ヒトはどの様な栄養素をどれ位必要とし、どの様に利用しているのかということを主に勉強します。一方、「応用栄養学」ではヒトの中でも、一体誰が?ということを前提に考えていきます。要するに、ヒトは生まれてから加齢と共に成長し、成熟を迎え、やがて老いていくわけですが、当然のことながらその年齢ごとに身体や心の状態は大きく異なります。ヒトの一生を身体や心の特徴によりある年齢幅をもって区分(これをライフステージといいます。)し、「応用栄養学」ではまさにそのライフステージごとに栄養管理のあり方を考えていこうという学問なのです。

 この体験授業では、ライフステージの中でも特に“子ども”に焦点を絞ってお話ししています。子どもとは専門用語では小児期に該当しますが、その中でもさらに新生児期、乳児期、幼児期、学童期というように細かく区分されています。それだけ身体や心の変化が大きい時期ということなのです。子どもの成長・発達は著しく、身体の基礎を築くための食事のあり方がその後の人生をも左右しかねないため、非常に重要であり様々なことに注意する必要があります。

 体験授業ではほんの一部の話だけになりますが、大学の授業では小児期だけでなくライフステージごとの特徴や栄養管理のあり方などについて、広く深く学んでいくことになります。ヒトの一生を支えるための勉強はとても奥が深く、卒業しても勉強は続きます。常に変化を続けるヒトの身体や心について、一緒に考えてみませんか?(2009年6月27日)

6月13日(土) 体験授業 臨床栄養学 「防ごう!!メタボリックシンドローム」

田中弥生

本学科准教授の田中弥生先生(管理栄養士・NST専門療法士)がメタボリックシンドロームについて高校生とその父兄に解りやすい授業を行いました。

 臨床(りんしょう)は、主に医学・歯学などの医療現場で用いられる言葉で、「医療現場」あるいは「医療行為を行う領域」として用いられ、実際に医療行為を行われていることを指しています。

 私が担当する臨床栄養学は、その医学的見地にあたって栄養学の視点からさまざまな疾病の予防や治療を行うことを目的としています。

 臨床栄養学は、病態を把握し、その治療の実践を外科・内科等を問わず栄養学的要素を含めた 学問で、特に内分泌疾患、循環器疾患、泌尿器疾患、脳血管障害、消化器疾患などは栄養学的治療が重要視されているのです。

 もう一つ臨床栄養学で伝えたいことは、「一人の個人(療養者)」を対象とした学問でもあります。その病気の種類によっては、一生その病と闘わなければならない疾患、重症疾患で短い命を懸命に生きる療養者もいます。療養者は、当然ですが人形やロボットのように壊れたら買いなおすことはできません。そして大切な人を失う家族の気持ちまでを考えなければなりません。このように臨床栄養学では倫理観や哲学も求められるのです。

 一方、日本の高齢化に伴う健康寿命の延長支援が叫ばれ、医療費の拡大からも栄養や健康に関する取り組みが行われています。なかでも生活習慣病では、臨床管理栄養士による合併症予防、重症化予防のための栄養食事療法が求められています。

 そこで今回は、生活習慣病予備軍と言われている「 メタボリックシンドローム」の初歩の初歩についての体験授業を行いました。

 「もしも自分がメタボリックシンドロームになってしまったら?」ということを予測しながらの楽しい授業で、お腹や腕をつまんで皮下脂肪量を確認したり、食生活チェックリストでは食生活が乱れていないかなどを判定しました。管理栄養士を目指して体験授業を受けていただいた方々は、すばらしい点数で、食生活が乱れている方は誰もいらっしゃいませんでした。さすが!!!

 このような体験授業でしたが、まずは臨床栄養学に興味を持っていただけたならばこの上もない幸せです。(2009年6月13日)