第6回オープンキャンパス 8月8日(土) 体験授業

「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」と
栄養・運動療法(臨床栄養学)

日本整形外科学会が2007年(平成19年)に提唱したロコモティブシンドローム(Locomotive syndrome)は、運動器の障害により要支援・要介護のリスクの高い状態になることを言い、最近では国民病とされています。

運動器障害の原因の一つに「加齢による運動器機能不全」があります。これは、加齢による運動不足などによって、筋力低下、持久力低下、運動速度の低下、バランス能力の低下を招き、身体の活動量が減少することを指します。中でも特に、筋力低下を来す「サルコペニア(筋減弱症)」は、進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群で、ロコモティブシンドロームの主原因の一つとなります。筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまれば、サルコペニアと診断されますが、この状態になると転倒のリスクが高まり、いずれは「ねたきり」や「要介護」状態となります。

「健康寿命の延伸」と「生活機能低下の防止」を心掛けるには、ロコモティブシンドロームを回避するよう、運動や食事による予防や早期発見・早期治療を行うことが重要です。そこで今回は、まずロコモティブシンドロームとは何かを説明し、次いでその予防のために継続的に実践できる食事療法と運動療法を紹介することによって、栄養と運動の大切さを学びました。

  • oc_15006_01

オープンキャンパス(体験授業) :新着投稿