8月3日(土) 体験授業 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と栄養・運動療法

田中弥生

本学科准教授の田中弥生先生(管理栄養士、NST専門療法士)が「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と栄養・運動療法」というテーマで体験授業を行いました。

骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰えると、生活が困難となり、自分で何でも行うという自立力が低下します。自立力が低下すると身の回りの世話をお願いしなければならない介護が必要となり、いずれは寝たきり状態になる可能性が高くなります。これらの危険が高い状態のことをロコモティブシンドロームといい、メタボリックシンドロームと同様に予防ができるものです。これらを予防するためには、筋肉や軸となる骨を強化していく必要があり、筋トレや歩くなどの運動だけではなく、骨や筋肉を作る食事も大事な要素となります。ロコモティブシンドロームでチェックしてほしい5つのロコチェックである「片足立ちで靴下がはけない」、「家の中でよくつまずいたり滑る」、「階段を上るのに手すりを使う」、「横断歩道の青信号を時間内で渡れない」、「15分くらい続けて歩けない」のうち一つでも該当したら、すぐに食事・運動療法をはじめます。今回は、ロコモティブシンドロームとは何か、その予防ための継続的に実践できる食事療法と運動療法を説明し、運動と栄養の大切さを学びます。

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