平成29年度「臨地実習報告会」

去る11月4日(土)、本学記念講堂および小ホールにて平成29年度臨地実習報告会が行われました。健康栄養学科1~4年生までが一同に会しての開催は昨年と同様ですが、今年は実習先でご指導いただいた先生方をお招きし、報告会にご参加いただきました。

本学では、将来管理栄養士を目指す学生に対し、現場での応用力や実践力を養う機会や、自身の適性や将来の進路先について考える機会を多く提供するため、3~4年次に臨地実習Ⅰ~Ⅳを開講しています。臨地実習Ⅰは給食の運営を含む給食経営管理論での実習で、病院、高齢者福祉施設、保育所、事業所で行われます。臨地実習Ⅱは臨床栄養学での実習で、病院で行われます。この2つは必修科目として開講され、条件を満たしたすべての学生が履修します。臨地実習Ⅲ・Ⅳはさらに現場での実践力を高めたい学生や、臨地実習Ⅰ・Ⅱ以外の施設でも実習を経験したい学生が履修するもので、保健所や学校での実習も可能となっています。選択科目として開講され、臨地実習Ⅰ・Ⅱを終えた学生が履修できます。

今年の報告会は、臨地実習Ⅰでの成果を報告する午前の部と、臨地実習Ⅱ~Ⅳでの成果を報告する午後の部の2部構成とし、いずれも先に記念講堂で口頭発表を行った後、小ホールに移動してポスター発表を行うという流れで実施しました。口頭発表を担当した学生は、入学式や卒業式など大きな式典で使用される記念講堂での発表であること、また実習でお世話になった先生方の前での発表であることから、緊張が隠せない様子でした。しかし、いざ始まってみるとそれを感じさせない堂々とした口調で、実習で学んできた成果をしっかり報告することができました。また、ポスター発表が行われた小ホールでは、後輩からの質問に対し懇切丁寧に答える学生の姿があちらこちらで見られ、実習を終えてひとまわり成長した様子がうかがえました。実習先の先生からも多くのお褒めの言葉をいただき、学生にとっては大きな自信となった1日でした。臨地実習での反省をこれからの学生生活に生かし、管理栄養士として社会に羽ばたくまでさらに磨きがかかることを教員一同期待しています。

  • 全学年が一堂に会しての報告会
    全学年が一堂に会しての報告会
  • 講堂で行われた口頭発表の様子
    講堂で行われた口頭発表の様子
  • 小ホールで行われたポスター発表の様子 width=
    小ホールで行われたポスター発表の様子
  • 小ホールロビーで行われたポスター発表の様子
    小ホールロビーで行われたポスター発表の様子

実習先の先生方にはお忙しい中、本学学生の教育にご尽力賜りましたことに心より感謝申し上げます。なお、午前の部と午後の部の合間には実習先の先生方と教員との情報交換会が行われ、率直なご意見をたくさんいただくことができました。こちらも重ねて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

以下に、報告会に参加した1・2年生の感想の一部をご紹介します。

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