平成26年度に新しく就任された先生方からコメントをいただきました

大坂裕子 専任講師(管理栄養士)

本学科では栄養教育論Ⅰ・Ⅱ、栄養教育論実習Ⅰ・Ⅱ、総合演習Ⅰ・Ⅱ、臨地実習Ⅰ、卒業研究を担当します

はじめまして、4月より健康栄養学科に着任いたしました大坂裕子と申します。

私も遠い昔は学生として管理栄養士専攻に在籍していました。卒業を前に進路をどうするのか,皆さんと同じように悩みました。そして出てきた結論が、「土日休みがいいな、学校って雰囲気が好きだな」という思いでした。結果として栄養専門学校の助手の職を得ることができ、その後大学院への進学や大学の助手職、非常勤講師職を続け、このたび皆さんにお会いすることができました。

私のモットーは「継続は力なり」です。とにかく一度始めたことは最後まで続けることを大切にしています。なかなかそうならないことも時にはありますが・・・。

学生時代は色んなことに挑戦できる時ですね。勿論経験を積むことも大切ですが、色んなことに顔をつっこみながら、卒業後も末永くおつきあいできる先輩や友達を見つけることに一生懸命になってほしいと思います。私には今でも「細々としか続けられなくても続けていればいずれ花が咲く」と応援してくださる恩師や先輩がいます。いずれも大学時代やその後仕事をする上で出会った方々です。その方たちの応援があってこそ、今の私があると思っています。

皆さんにもそんな出会いを見つけてほしいです。そのための出会いの場を提供できるよう、研究室を本日オープンいたします。

気軽にたずねてきてくださいね。

広いスペースが皆さんのために有効活用できたらいいなと考えています。

吉野菜穂子 専任講師(臨床心理士)

本学科では 基礎ゼミⅠ・Ⅱ、心理学Ⅰ・Ⅱ、臨床心理学Ⅰ・Ⅱ、カウンセリング論、卒業研究をを担当します

みなさん、こんにちは。今年度から健康栄養学科に勤務することになりました吉野菜穂子と申します。

昨年度までは、医療現場や小学校や中学校などの教育現場を中心に臨床心理士として仕事をしながら、駒沢女子大学の非常勤講師として「心理学」「臨床心理学」「カウンセリング論」の授業を担当していました。

臨床心理学という学問に対して関心を持ったのは、大学を卒業して医療関係の現場へ事務職として勤務するようになってからです。医療的な治療を受けて身体の状態が回復し社会生活に戻られる方がいる一方、回復が難しく長期にわたり入院生活をされている方も多くいらっしゃいました。

勤務を始めて数ヶ月すると、闘病生活を長く続けている方やそのご家族から、病気になる前の生活や現状に対する様々な思いを聞いてほしいと声をかけられるようになり、次第にベッドサイドの椅子に座って話を聞くことが日常的な仕事の一つになっていきました。

まだ臨床心理学を専門的に学んでいなかった時代ではありましたが、話を聞き終わると「話を聞いてくれてありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえるようになりました。当時は、他の医療スタッフのように治療や看護などの手当てができるわけではなく「話を聞くだけで何もできていないのに」という気持ちが大きく、素直に感謝の気持ちを受け取ることができなかったように記憶しています。

こうした体験をきっかけにして、人の話を聞くということの意味について少しずつ関心が向くようになり、緩和医療や緩和ケアについて研究したいと考え臨床心理学を専門的に学ぶようになりました。

最近は、スクールカウンセラーとして小学校や中学校の子どもたちと関わってきた経験から、ストレスについて理解し自ら積極的に対処できるようになるための心理教育についても興味がわいてきています。

このような領域に関心がある方は、どうぞ研究室まで訪ねてきてください。まだ引越しが進んでおらずガランとした雰囲気の部屋ですが、窓からの眺めはとてもステキです。

それでは、よろしくお願いいたします。

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