「栄養教育論実習」の授業紹介 ―食材カレンダーの作成― (大坂裕子)

「栄養教育論実習」とは、管理栄養士が対象者に適切な栄養教育を行うために必要な知識と技術を、実習や演習を通して学ぶ授業です。具体的には、各種栄養アセスメント方法の習得や、対象者に合わせた栄養教育計画の立案と教材作成技術の習得、ロールプレイや発表を通してコミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルの向上などを目指しています。

さて、6月は「食育月間」です。「栄養教育論実習」の授業では、学生が保育園児から中学生を対象として食育を行う際に使用する「旬の食材メモ」を作成しました。

まず自分の誕生月の食材を調べ、その中から紹介したい食材を1つ選びます。この時に忘れてならないのは、給食の献立で使用する食材を選ぶことです。この食材メモは「今日の給食に使われている食材」として、給食の時間に紹介することを想定しています。また、対象年齢を設定することも忘れてはいけません。次に食材の情報を色々調べ、実際に取り入れる情報を決めます。このようにして「旬の食材メモ」を作成するという流れで、授業は進みました。

作成中には「子どもに美肌効果はないよね。」とか「小学校低学年ってこの言葉の意味わかるかな?」など、実際に取り組んだからこその発言がみられます。この気づきを授業では大切にしています。授業時間内の限られた時間で作成するのですが、ビックリするほどの力作が勢ぞろいしました。以下に、作品の一部を示します。

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学生間でお互いの作品を評価しあった後、月ごとに1枚の作品を選び、食材カレンダー(駒沢女子大学版)を作成して授業は終了です。この食材カレンダーは栄養教育実習室内に掲示してありますので、オープンキャンパスなどの機会に是非ご覧ください。

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