「基礎ゼミⅠ」の授業紹介 ― 教員インタビュー ―
2015/05/27
「基礎ゼミⅠ」は、1年前期の必修科目です。この科目では大学で学ぶための基礎的手技を修得します。読解力や思考力、表現力などを養うとともに、わかりやすく報告するためのプレゼンテーションの技法も学びます。今回の授業では、「教員インタビュー」とその報告会を実施しましたので、その様子を紹介します。この授業の目的は、取材方法やその手順を学び、得られた情報を正確に読み取り理解して、有効に利用することです。
5月7日(木)3時間目の「基礎ゼミⅠ」の授業では、学生4~5名が1グループとなり、健康栄養学科の各教員の研究室を訪ねて30分間ほどのインタビューを行いました。質問内容は、あらかじめグループ内で話し合って決めました。担当授業、研究内容、出身地、趣味、好きな食べ物などについて質問をしたり、1年生へのメッセージをお願いしたりと、グループによってさまざまなインタビューとなりました。1年生の授業を担当していない教員も多いため、これまでに話をしたことがない教員とのインタビューを前に緊張気味の学生も多いようでした。しかしインタビューが終わってみると、「とても盛り上がって楽しかった」、「見かけとは違っておもしろい先生だった」、「研究のお話を伺うことができて勉強になった」と、楽しそうな学生の声が聞かれました。
5月21日(木)3時間目の「基礎ゼミⅠ」の授業では、教員インタビューの内容をグループごとに発表する報告会が開催されました。それぞれの発表に対して相互に質問を行うなど、質疑応答の練習も行いました。この報告会を通じて、各グループが集めた情報を1年生全員で共有することができました。
入学してまだ2か月足らずですが、先生方の素顔や意外な一面などもわかり、これまでよりも身近に感じられるようになったようです。今後の大学生活に役立つ話もいろいろと聞くことができ、充実した報告会となりました。
報告会を終えての学生の感想をいくつか紹介します。
- 入退室の仕方や挨拶などの礼儀も大切だが、インタビューする相手のことを調べたうえで、どのような質問をするのかを考えてから取材に行くことが重要であるとわかった。
- 他の人たちも私たちと同じように最初は、「少し怖い」とか「緊張する」などの気持ちを持っていたようだが、取材後には「優しい」とか「楽しい」などの気持ちに変わったようだった。
- 聞いている人達におもしろいと思ってもらうように、ただインタビューしたことを報告するだけではなく、人をひきつけるような言葉で話したり、自分達が感じたことや思ったことを付け加えていたりと工夫していることが伝わってきた。
- 他のグループの発表を聞いて、今までに関わったことのない先生のことも詳しく知ることができて、これからの授業が楽しみになった。
- 他のグループの発表を聞いていて良いなと思ったことは、発表の最後に取材をさせていただいた先生に対して「ありがとうございました」と感謝の言葉を言っていたことだ。