2018年度 海外留学便り No.7

国際文化学科 小泉沙耶香

長いと思っていた6か月留学も残りわずかとなりました。ついこの間までゴールドコーストはとにかく日差しが強く痛いほどでしたが、今は暑さもだいぶ弱まり徐々に涼しくなってきました。※

  • ゴールドコーストの風景
    ゴールドコーストの風景

私はボンド大学のGeneral English(一般英語コース)で勉強しています。クラスは6つのレベルに分けられており、登校初日に行われるプレイスメントテストでクラスが決められます。私が現在いるAP5(Academic Preparation)というクラスは他のクラスのように文法中心ではなく、世界のニュースを見たり、毎週様々なジャンルのテーマ(医療・環境・教育など)に触れてディスカッションなどをするスピーキング中心のクラスです。また、このクラスは海外留学や海外移住の際に必要な英語検定であるIELTS(International English Language Testing System)の対策にも特化しており、ライティングやリーディング、リスニングにも力を入れています。クラスメイトに日本人は少なく、最も多いのはブラジル人、その他にはスイス人、中国人、フランス人と国籍豊かな環境で互いに英語力を伸ばすために切磋琢磨しています。特にディスカッションの時は自分と周囲との語彙力の差に悩まされる日々ですが、「自分の努力次第だ」と前向きに考えて取り組んでいます。また、私の担任であるメキシコ人の先生は時々クラス内でパーティーをしたり、ビーチでバーベキューをしたりして、生徒同士が自然に会話できる環境を作ってくれます。
ホストファミリーとは毎日夕食のときに、その日あった些細なことも含め全部話すようにしています。2人とも私の話をいつも熱心に聞いてくれますし、何か間違いがあれば訂正してくれます。私の知らない単語が出てきたときは分かりやすく説明もしてくれます。話せば話すほど学ぶことがたくさんあります。しかし、政治などの話題になると英語以前に私の知識不足で会話が成り立たない時も多々あり、会話の幅を広げるために知識がどれほど重要かということを実感しました。

  • ホストファミリーと
    ホストファミリーと

休日は基本的には外に出るようにしています。周囲にいる人たちの会話を聞いたり、買い物をするときに店員さんと話したりするので、外に出るだけで英語に触れる機会が増えるからです。多くの店舗がそろっており、ビーチも近く、観光客に人気のある場所としてはサーファーズパラダイスが有名です。私もバスやトラムを使ってよく行きます。通常より安い価格で交通機関を利用するためにゴールドコーストではGo Card(ゴーカード)を使用します。バスの運転手さんに申し出るか、電車やトラムの駅で、必要な金額をカードにチャージすることで使用可能となります。また、このカードには一時間以内の乗り換えならば無料になるというシステムがあり、使いこなすとお得な価格であちこち行くことができます。でも、乗り降りの際にカードを機械にタッチすることを忘れると次の乗車時に5ドルほど自動的に引かれてしまうので注意が必要です。
ボンド大学は12月中旬から1月上旬にかけて3週間の休暇期間が設けられています。私はウルル、シドニー、ケアンズの3カ所に行ってきました。私にとって最大の挑戦となったのは、ケアンズでのスカイダイビングです。飛ぶ直前までは恐怖心しかありませんでしたが、実際に飛ぶとそこには綺麗な景色が広がっており、感動と興奮で胸がいっぱいでした。金額は高いですが、それだけの価値があるお勧めのアクティビティです。
私にとって英語で誰かに話しかけることはとても勇気がいることで、最初はその一歩を踏み出せずにいました。しかし、その壁を乗り越えたことで多くの出会いがあり、友人が増え、毎日が充実したものになっていきました。この留学によって英語だけでなく、挑戦する勇気やその楽しさも学ぶことができ、私の心も成長したと実感しています。残りの時間でできることに精一杯取り組み、胸を張って日本に帰ろうと思います。

  • スカイダイビング
    スカイダイビング
  1. ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科の学びについて紹介しています。
    人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。

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