2018年度 海外留学便り No.6

国際文化学科 2年 田中 葵

メルボルンに来て早くも5か月が過ぎ、帰国の日が迫ってきました。メルボルンの夏は日本の夏と比べると日照時間が長く、最近は21時頃まで明るく、カラッと乾燥しているので、とても過ごしやすい気候です。サマータイムが始まり、日本との時差が2時間になりました。サマータイム制度は日本にはないので、時刻を変更する当日は不思議な感覚を体験しました。※

  • フィリップアイランドにて
    フィリップアイランドにて

私が通っているスウィンバーン工科大学は、メルボルンの中心部から電車で20分ほど離れたところにあり、落ち着いた雰囲気で学びやすい環境です。毎週グラマーやライティングのテストがあり、5週おきに事前に出された課題についてのプロジェクトの発表、スピーキング、ライティング、リスニングの進級テストがあります。私は6か月留学をする前に、大学で第二外国語としてスペイン語を学んでいました。授業でそのことを話すと、担当だったアルゼンチン出身の先生と会話することができました。また、大学で日本語を専攻していたという先生とは日本について話をする機会も多々ありました。このように国際色豊かでユーモアに溢れる先生と、私たち学生の距離が近く、経験したことのない感性や文化に触れられ、毎日が刺激的で驚かされることばかりです。

  • 7人でのシドニー旅行
    7人でのシドニー旅行

クリスマス、年末年始にあった約2週間のホリデーでは、メルボルンだけでなくゴールドコーストとブリスベンにいる駒沢女子大学からの留学生7人でシドニーに旅行に行きました。それぞれどんなホストファミリーでどんな友達ができたのか、何を感じたかなど、話すことが山ほどありました。短い時間でしたが、いろいろなところを観光し、楽しい時間を過ごすことができました。また、大晦日にはメルボルンのシンボルとして有名なフリンダースストリート駅前で友人と年越しをしました。年が明けた瞬間から約10分間、花火が4か所から打ちあがり、とても盛り上がっていました。

  • 年越し花火の様子
    年越し花火の様子

この留学は私にとって初めての海外体験です。見るもの、聞くもの、そして食べるものなど、これまでに経験したことのないものばかりで、多くを知ることができていると日々感じています。私のいるメルボルンはオーストラリアを代表する移民の都市で、本当に様々な国籍の人がいます。私のホストマザーもクロアチアの出身で約30年前に船でオーストラリアに来たと話してくれました。移民が共存しお互いを尊重しあいながら生活をしているこの国の雰囲気がとても素敵で、自分の価値観や考え方を変えてくれたとても良い経験になったなと感じています。残りわずかとなりましたが、最後まで英語力の向上はもちろん、人間としても成長できるようにこちらでの出会いを大切にして日々を送りたいと思います。

  1. ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科の学びについて紹介しています。
    人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。

学生の声 :新着投稿