2018年度 海外留学便り No.5

国際文化学科2年 上條 唯

メルボルンでの生活も、残り1か月弱となり、改めて時が過ぎるのが早いなと感じています。初めの一ヶ月は慣れないことも多く大変でしたが、今は楽しく充実した毎日を送っています。ホストファミリーとカラオケをすることや映画鑑賞をすることが日課になっています。
まずメルボルンでの生活を通して、私が感じたことをお話します。メルボルンはカフェ文化の町と言われているだけあり、毎日のように新たなカフェに出会います。放課後の楽しみの一つがカフェ巡りでもあります。これはあるカフェでの体験です。友達とカフェでお茶をしていると、同じテーブルにオーストラリア人のご年配のご夫婦が座りました。そして、「どこから来たの?」と聞かれ、「日本から英語を勉強しに来ました。」という事を伝えました。そしてその会話から段々と話が広がり、お二人が以前日本に住んでいたことを知り、また日本が大好きだと聞き、嬉しくなりました。このように、オーストラリアの人々はとてもフレンドリーで、カフェはいつでもちょっとした会話が生まれる場所なのです。※

  • メルボルンのカフェにてFlat white
    メルボルンのカフェにてFlat white

続いて私が通っているヴィクトリア大学についてお話します。英語のクラスは6つのレベルに分けられています。最初に行われたプレイスメントテストで私はLevel 4(Upper Intermediate)のクラスになりました。Level 4は全体的にアジア系(主に日本人、中国人)が多いクラスでした。5週間ごとに上のクラスに上がる為のテストがあり、現在はLevel 5(Upper High Intermediate)の大学準備コースにいます。クラスのメンバーは日本・中国・カンボジア・チリ・アルゼンチン・コロンビア・サウジアラビア・ケニアという8カ国計13人です。私以外のクラスメイトはこのLevel 5の英語コース終了後、全員メルボルンの大学に進学予定です。彼らのモチベーションが高いので、私も頑張ろうと毎日のように刺激を受けています。

次に授業内容についてお話します。Writingの授業ではレポートを書く際に大切な参考文献の書き方“reference”、文章を自分の言葉で言い換える”paraphrasing”、言いたいことを短く簡潔に伝える”summarizing” の3点を重点的に学びました。テストには「サイバーいじめ」についての3つの記事が出され、これら3点をふまえて200字程度に要約することが課されました。

またListeningの授業ではTED Talksという様々な職種の方のプレゼンテーションが聞ける動画を利用してその音声を聞き、マークシートの穴埋問題を毎回の授業で行いました。私は日本でもTED Talksは聞いていたのですが、英語字幕付きの動画を見てやっと理解できる程度でした。ですが、音声だけの教材でも内容が理解できるようになったのでリスニング力が上達したことを実感しています。

Speakingの授業では4人のチームを作り「マスツーリズム」についてのプレゼンテーションを行いました。私のチームはインドのゴアについてでした。今回は「観光」についてのプレゼンテーションでしたが、貧困と観光が関わっていることや環境問題と観光が関わっているなど「観光」と一括りにしてはいけないとも感じました。プレゼンテーション後には5~6人のグループに分かれてディベートをする時間がありました。ディスカッションをすることで、自国を含めそれぞれの国が抱えている問題について知ることができる機会になったと思います。レベルが上がったことにより、授業内容は格段と難しくなっていますがその分学べる楽しさも大きくなっています。

  • 学校のクラスメイトと
    学校のクラスメイトと

最後に言いたいのは、英語で生活することによって毎日の生活そのものが勉強になっているということです。例えばホストファミリーとの会話、学校の授業でのディスカッション等です。メルボルンに来て多様な人と出会い、様々なことを経験してきたことが自分を大きく成長させたと感じています。帰国するまであと少しですが最後まで悔いのない生活を送るつもりです。

  • MARU KOALA & ANIMAL PARKにて
    MARU KOALA & ANIMAL PARKにて
  1. ※ 本内容は、人間文化学類 英語コミュニケーション専攻の前身である国際文化学科の学びについて紹介しています。
    人間文化学類 英語コミュニケーション専攻での学びの参考にしてください。

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