「こころ」に関する高度な専門知識を身につけ、
真に豊かな人間生活をいつくしむ。
現代の日本では、現実の社会にうまく対応できずに悩む人々、自分の存在理由を自分自身で見出せずに苦しむ人々、実際に心の病に陥る人々が増加しているといわれています。現代生活には人との関わりにおいて多くのストレスが存在し、深刻な心理的問題が報告されています。このような状況に対処するには、経済的・社会的生活諸条件の整備が必要であることはいうまでもありません。しかし、それ以上に重要なことは、一人ひとりの人間のすさんだ心のケアという地道な努力であり、そのような仕事に携わる心の専門家の養成です。 本専攻はそのような要請にこたえるために、2003年4月、人文科学研究科に設置されました。臨床心理学に関する学問的探究はもとより、基礎実習や査定演習のほか、人格心理学、異常心理学、認知心理学、精神医学、家族心理学など、あらゆる分野の科目を学び、高度な専門知識を習得します。授業形態は講義中心よりも、「演習」と「実習」を重視し、臨床心理学への精深な学識を持つとともに、広い視野に立って人々の心のケアに携わる心理臨床を目指す専門家を育てます。心理学専攻の学生や社会人はいうまでもなく、心理学以外の専門分野を履修した学生や社会人にも入学の門戸が開かれています。駒沢学園心理相談センターでの研修(院生のインテイクケースへの陪席と相談ケースの担当および土曜日の受付業務や心理相談センター主催セミナーへの参加協力など)と学外の教育機関(中学校など)における実習および、医療・福祉機関(病院など)での実習も行います。臨床心理士の資格取得後には、スクールカウンセラーや児童相談所・病院や施設などでの心理臨床の専門職を目指すことができます。また本大学院は、研修相談員という制度を設けています。希望者は、修了後、研修相談員として、心理相談センターでのケース担当や、カンファレンスの参加を通じた研修を受けることができます。また、研修相談員として登録すると、図書館や学内のパソコンが利用できます。この他、研修相談員は、自発的に臨床心理士試験受験のための勉強会などを行っています。
本大学院臨床心理学専攻修士課程は、財団法人日本臨床心理士資格認定協会より、臨床心理士養成の第1種指定校の認定を受けております。
| ● | 大学院案内(臨床心理専攻)(PDF)>> |
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大学院では、学部に比べ、より専門的に深く学ぶことができます。中学校や病院・施設等で行われる実習など、実践的な活動も増えるため、多くのことを身につけられる2年間だと感じました。実習では、他領域の方との連携の大切さや、実際に触れてみなければ分からなかった現場の雰囲気や難しさなどを直に感じることができ、とても勉強になります。またそうした中で、先生方にお話を頂いたり、授業で学んだ理論について改めて考えたり、院生の仲間と意見を交わしたりなど、とても濃くて深い時が過ごせると思います。
ゼミの指導教員の先生方から丁寧で熱心な指導をして頂けることや、先生方と学生の距離が近いことも魅力の1つです。院生は心理学部以外の様々な学部から来ている学生がいたり、年齢も幅広かったりと、色々な考えや話しができ、良い刺激のなかで学ぶことができます。今後も、院での講義や実習から様々なことを習得し、自分の将来に生かしていきたいと考えています。
平成21年度修了 小池 弘子
![駒沢女子大学大学院 [人文科学研究科]](../../faculty/images/psychology/psychology_ttl01.gif)