1年次5月から7月にかけて、グループごとに1週間ずつ、付属幼稚園で実習をします。この早い段階での実習は、机上で学ぶ理論を現場で身体ごと体感することができ、これから始めていく子ども理解と保育者の仕事についての学びをより鮮明にしていきます。つまり、保育者になることへの意欲を明確にし、向上させていくことになるのです。また、保育の主体は子どもです。子ども抜きにして保育は語れません。最初に“子ども”を中心に据えた保育を実体感をもって学ぶのです。そこに、本学が付属幼稚園をもつ意義と、質の高い保育者を養成していきたいという意気込みがあるのです。
まずは、子どもの中に入って、子どもとともに、子どもから学んでみましょう。
2年次では、6月に3週間の実習を行います。実習先は、短大指定園、出身園、自己開拓園という3つの方法で学生自身が希望する園で行います。これまで授業で身につけた保育の理論、技術を実際の現場で試すのです。保育の計画から環境準備、子どもとの関わりや援助の実際、保育後の記録や整理など、一日の保育のすべてを一人の幼稚園教諭として行う責任実習が中心となります。この3週間の幼稚園実習は、保育という専門技術を磨くことにとどまらず、一人の人間としての自分と向き合う貴重な機会となっています。
実習が終わると、グループディスカッションを通してお互いの体験を語り合い、それぞれの課題を明らかにしながら、失敗したことや学んだことを新たな糧にしていきます。
この振り返りの時を大切にしながら、1年生に対しては報告会を開催し、2年生が心と身体で学んだことを“生きた学び”として後輩たちに伝えていきます。一個人の体験から、横にも縦にも学びと共感の輪を広げ、保育者になる夢を共有する者同士で、高め合う会となっています。

