1「想」「奏」「創」を
キーワードに
表現力のつばさを広げる

保育者に必要な表現力を、「想」(身体表現)、「奏」(音楽表現)、「創」(造形表現)の3つのキーワードで掲げています。保育科ではこれらの表現に必要な感性や技術を2年間でしっかりと身につけていきます。たいせつなのは、まず自分自身が思いきりダンスや音楽、工作などを楽しむこと。子どもの豊かな創造力に近づくための学びです。

2高い就職実績を下支えする
卒業生の実践スキル

開設から約60年の伝統を誇る保育科は、これまで1万1千人以上の保育者を輩出してきました。100%の就職率はもちろん、卒業生が高い評価を得ているのは保育の実践力が信頼されているからです。実習や実技、演習など、どの科目も実践的な授業を展開し、日々の学びがそのまま即戦力につながるようカリキュラムが構築されています。

3仲間や先輩たちと
卒業後もずっとつながる

保育科の卒業生はほぼ全員が保育者として就職します。全国の保育現場では多くの卒業生が活躍しており、なかでも園長、施設長、主任など、指導的立場の卒業生は、学生の実習や就職を支えてくれる頼もしい存在です。そのつながりは、保育科にとってかけがえのないものです。同じ夢を持つ仲間と励まし合い成長することで、卒業後も深い絆で結ばれます。

実践的な学び

西村 愛子 先生

子どもたちの目線を意識してグループで作品を制作

保育科の2年生が取り組む「ダンボール共同制作展」は、学生たちがダンボールで作品を制作し、りんどう祭のときに駒沢女子短期大学付属こまざわ幼稚園の子どもたちに遊んでもらう催しです。何を作るかは、園児たちのリクエストをもとに各グループで話し合って決めます。

まず設計図を描き、ミニチュアの模型を作ってからダンボールでの制作を始めるという手順で、下書きや色塗りなどメンバーの得手・不得手を考慮して担当を決めていきます。

ちょうど実習を終えたタイミングで制作に着手するため、学生も子どもたちの嗜好などを実感できていますし、楽しめるかどうかだけでなく遊具としての安全面にも細かく配慮します。

今年から新たに、子どもたちにも色塗りなどの作業に参加してもらう試みを始めました。学生にとって、固定観念にしばられないクリエイティブな発想を子どもたちから学ぶよい機会になります。

  • 西村 愛子 先生(写真右側)
    西村 愛子 先生(写真右側)
担当科目
  • 造形基礎
  • 保育内容 「造形表現Ⅰ・Ⅱ」
  • 付属こまざわ幼稚園の子どもたちとエアドリームを制作
    付属こまざわ幼稚園の子どもたちと
    エアドリームを制作