「ホテル実務」という授業は、実際にホテルで実務を体験することにより、ホテル実務の知識を深めると同時に、就職に向けてのモチベーションアップを図り、将来の社会人としての素養を育てることを目的とした、ユニークな実習体験授業です。
この授業の履修対象者は、ホテルに関心を持つ国際文化学科3年生で、履修希望者に対しては複数の教員が面接による選考を行っています。また、同時に開講されている「ホテル実務論」という授業を履修して、事前にホテル実務の基礎知識を学習することが必要条件になっています。
今年度の履修者は例年に比べると少なく6名でしたが、実習に先立つ事前授業で、昨年度実習を経験した4年生の体験談、元ホテルの人事担当者による実習に向けての心構えなど、キメ細かなオリエンテーションが行われました。
実習は、都内および横浜市内の4つの一流ホテルに分かれて実施されました。期間はほとんどのホテルが8月上旬からの約1カ月間で、実習部署については、例年は宿泊部門やレストラン部門など様々でしたが、今年度は学生の希望をホテル側に伝え、ほとんどが宿泊部門(ロビー、客室)の実務を体験しました。
実習の初めのうちは、慣れない仕事や職場の人間関係で悩むこともあったようですが、慣れるにしたがって、仕事の楽しさを覚えるとともに、上司・先輩などとのコミュニケーションも深まり、全員無事実習を終了しました。例年実習終了後「苦しかった」・「つらかった」という感想を述べる学生が数人いましたが、今年度は全員が「楽しかった」と述べており、充実した実習だったことが伺われます。
学生たちは実習を通じて、ホテル実務の知識を習得することはもちろんのこと、仕事の厳しさや人間関係の大切さを身をもって体験し、一回り大きく人間的に成長すると同時に、将来の社会人としての自立に向けて、自信を持つことができたようです。
● 実習生の声
Aさん(東京都内のホテルで実習)
「実際に実習をしてみて、ホテルの仕事は想像以上に奥深いので驚きました。一見はなやかに見えるホテルの仕事も、裏に回ると地道な仕事の積み重ねであることが分かりました。また、実習中にホテルで働くには『笑顔』と『誠意』が大切だと教わりました。私はこれから普段の生活の中でもこれを実践していきたいと思います。」
Bさん(横浜市内のホテルで実習)
「サービスする上でお客様とのコミュニケーションが大切であることを学びました。また、社会人になったら常に周りに気を配りながら行動しなければならないことを知りました。実習は、社会人になる前の貴重な経験になりました。」


