
「ホテル実務」は、ホテル業務を体験することにより、ホテルの仕事について実践的な知識を得ると同時に、卒業後の進路選択へのアプローチともなる実習体験授業です。今年度で5回目を迎えましたが、ホテル業界は、3月11日に発生した「東日本大震災」の影響をまともに受けたため、例年実施してきたホテルからも受け入れ辞退との申し入れがあり、また受入れ人数や時期の決定が大幅に遅れ、実施について非常に厳しい状況となりました。このような状況下でありましたが、最終的には希望者のほぼ全員が履修することができ、9名が実習をいたしました。
この科目を履修するためには、事前に「ホテル実務論」を受講し、ホテル実務の基礎を学んでおかなければなりません。希望者は面接による選考を経た後、昨年度履修者の体験談を聞き、元ホテルの人事担当者による実習に向けての心構えなどのオリエンテーションを受けました。
実習は都内及び浦安・横浜・川崎市内の一流ホテル5社にお願いし、宿泊部門(ロビー、客室)や料飲部門(レストラン、宴会)など、ホテルの代表的な業務を体験させていただきました。ホテルの勤務シフトに従い、社員と同じ内容の業務に就くため、最初は緊張して苦しんだ学生もおりましたが、次第に仕事にも慣れ、職場のスタッフともコミュニケーションが深まって、全員無事実習を終了いたしました。

実習期間や時期は、ホテルによって若干の違いが生じましたが、仕事の厳しさや人間関係の大切さを身をもって知ることができ、社会人として巣立つための貴重な体験となりました。それぞれが自分に対し自信を持つことにつながったようです。
● 実習生の声
Aさん (浦安市内のホテルで料飲係の実習)
ホテルという最高の接客を提供できる場所でインターンシップの良い体験ができました。身だしなみの厳しさ、維持する大変さ、常にお客様に見られているという意識の高さを学びました。
Bさん (横浜市内のホテルで客室係の実習)
私たちが客としてホテルを利用するときは、華やかなイメージがありますが、その裏ではスタッフの皆さんがお客様のために汗を流しながら走り回っていたのが印象的でした。宿泊するとき、ホテル内で一番長い時間を過ごす客室をきれいにする仕事が大切な仕事だと感じました。
● ホテル担当者の評価
C氏 (東京都内の実習ホテル担当者)
常に前向きな姿勢で仕事をされていました。教えられた内容をしっかりメモに取り、理解力も非常に高い様子でした。また、接客時の明るい笑顔が素晴らしく、当社スタッフも見習うべき点がありました。
これまでのホテル実務
●2010年度 〜実務を通じた進路選択へのアプローチ〜
●2009年度 実習を通じて社会人としての素養を育てる
●2008年度 実習を通じてホテル実務の知識を深める
●2007年度 実際にホテルで実習を行う授業



